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5000万世帯に売れる家電

「SPIDER」、50年先のテレビを作れるか

  • 戸川 尚樹

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2012年12月25日(火)

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 知る人ぞ知る、注目のデジタル家電がこの2012年末にも発売されそうだ。その家電の名は「SPIDER(スパイダー)」という。

 米アップルや韓国サムスン電子の新製品ではない。ソニーやパナソニックのものでもない。

 PTP(東京都新宿区)という国内のベンチャー企業が独自開発したハードディスクレコーダー(HDDレコーダー)だ。スパイダーは、有識者やタレントの一部では、「革新的な商品」と数年前から絶賛されている1台である。

 「スパイダーはテレビの視聴スタイルを抜本的に変える商品。テレビの次の50年を作るために開発した」。PTPの有吉昌康社長はこう胸を張る。

スパイダーを開発したPTPの有吉昌康社長。野村総合研究所を辞め、起業した

 スパイダーの機能を大まかに説明すると、「1週間分のテレビ番組をすべて録画し、強力な検索機能やレコメンドの機能を活用して、見逃していた面白いテレビコンテンツに出会わせる」(有吉社長)ということになる。ただし、「ハードディスク容量がどれくらいだのということで、他社製品と比較されるような単なる『全録』レコーダーではない」と言い切る。

 「面白いテレビコンテンツに出会わせる」という点で全録レコーダーとどう異なるのか。百聞は一見にしかず。早速デモを見せてもらった。

 スパイダーを接続したテレビにはメニュー画面が表示される。そこには話題の番組や、キーワードでコンテンツを探す「検索」、他の視聴者が面白いと感じたコンテンツを再生する「ソーシャル」などのアイコンが並ぶ。

 自慢の機能である検索のボタンを選択すると、1週間分のテレビ番組のキーワードが出てくる。有吉社長の好みかどうかは不明だが、女優の「武井咲」さんが、デモの検索キーワードに選ばれた。

 合計22件がヒット。武井咲さんが出演しているドラマやCM、出演映画の宣伝などが表示される。出演していなくても、ワイドショーの1つのコーナーで武井咲さんについて語られている映像コンテンツも出てくる。「普通の全録レコーダーなら1件しかヒットしません。スパイダーなら、出会いのチャンスが通常の22倍もあるということなんです」。有吉社長は不敵に笑う。

 秘密は、スパイダーで録画された映像コンテンツに独自の追加情報を加えていることにある。一般のテレビ番組情報として入手できる番組概要や出演者といった内容以外の情報を、人海戦術で映像コンテンツに割り振っているのだ。

70人の担当者が映像コンテンツにキーワードを付ける

 PTP外部の専門の担当者約70人がほぼ24時間365日体制で、全局の映像コンテンツを視聴。そしてコンテンツの特徴を表すキーワードを入力し、その情報をサーバーに蓄積し、スパイダーに常時送信する仕組みだ。

コメント6件コメント/レビュー

テレビ自体が売れない理由がコンテンツが面白くないからなので、5000万という数字はまず無理だと思う。テレビを長時間見る世代が高年齢層と低年齢層に偏っていて、両方とも減る一方だし。。。録画だって、自分が見たい番組以外をガサガサ録って検索かける程必要な人って限られています。全体の10%居ないと思う。(私なんかはNHKスペシャルを録り貯める位。)なので、累計で50万台出せれば大成功じゃないかと思われ。(2012/12/25)

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テレビ自体が売れない理由がコンテンツが面白くないからなので、5000万という数字はまず無理だと思う。テレビを長時間見る世代が高年齢層と低年齢層に偏っていて、両方とも減る一方だし。。。録画だって、自分が見たい番組以外をガサガサ録って検索かける程必要な人って限られています。全体の10%居ないと思う。(私なんかはNHKスペシャルを録り貯める位。)なので、累計で50万台出せれば大成功じゃないかと思われ。(2012/12/25)

地上デジタル放送だけを視野に入れているみたいですが、最近は、地上波よりも衛星放送の方が面白かったりします。あと、ケーブルテレビで放映されている映画を視聴してしまうと、地上波で放映されている映画が、いかに酷いものになっているかを実感することができます。ということで、このビジネスの問題点は、衛星放送やケーブルテレビにどれだけ対抗できるかということになると考えます。言い換えると、地上波の番組を提供する放送会社が、どれだけ面白い番組を提供できるかが、最終的には、キーになるのではないでしょうか。ケーブルテレビで放映されている昔のテレビ番組を見ると、地上波の頑張りは期待できないように思われます。(2012/12/25)

心意気は買いますが、日本中の全ての家庭が月数千円ものコストをかけてテレビ番組を検索するとは思えないのですが。(2012/12/25)

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