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どうして「前年比」を超えないといけないんですか?

残響の売上高は凸凹です。それで何の問題もありません。

2012年12月27日(木)

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 どうも、「バンドマン社長」河野です。
 実は今回、僕は日経ビジネスの編集者と“けんか”をしました。

 「河野さん、残響の売り上げの数字を出してください」と頼まれ、はいはいと提出したところ、グラフを見た編集者さんが「…うーん、基本的に右肩上がりだけど、ずいぶん波がありますよね。規模も小さいし、これって大企業に勤めている読者さんに、参考になるのかな、読んでもらえるのかなあ」と言われたんですね。これがそのグラフです。

 思わずカチンときた僕は、食ってかかりました。

 「右肩上がりを暗黙の前提にしてしまう経営は完全に古いと思っています。僕は、縦に伸びる経営より、横に広げる経営を目指したい。失礼ですが、『売上高』に対する考え方が、いまの世の中とずれているんじゃないですか?」

 一瞬きょとんとした顔をした後、「…むしろそのお話聞きたいですね」と、食いついてきたのは、さすが編集者さんです(笑)。

 とはいえ、彼の反応を見て、これは僕の考えの大前提から分かっていただかないと、すごくシンプルな話をしているのに、理解していただくのがすごく難しくなりそうだ、と感じました。

 皆さんはどうでしょう。
 上のグラフを見てやっぱり「なんだ、大波小波の中小企業か、参考にならないよ」と思うでしょうか。「売り上げの上下の理由を知りたい」と思うでしょうか。それとも「何を考えて、こういう上下動を許しているのだろう」と考えるでしょうか。

右肩上がりの幻想はいつまで続く?

 さくっと言ってしまえば、前回お話しした「自分が成功したパターンをすぐ捨てて、次へ行く」なんてことを真面目にやっていれば、売上高が上下動するのはもう当然です。僕はそれが一番確実な生き残りの方法だと思っているので、その考え方のコツや実践方法をお伝えしようと思っていたんですが、「前年割れしちゃうんじゃ、ダメだよ」というところでアタマが止まってしまうのでは、いくらお話ししても絶対伝わりません。

 右肩上がりを否定なんてもちろんしません。

 でも「会社は右肩上がりで当たり前、それ以外の話は聞く必要なし」というのがあなたの常識だったら、それはもう時代に合っていない。これは僕がいま強く言いたいことの一つではあります。

 むしろ、右肩上がり、すなわち「前年比」を働く側、働かせる側が過度に意識すると、社長も、従業員も、外部の人も、そして何よりお客さんも不幸になり、結果前年比割れが待っている、のではないでしょうか。

 今回は予定を変えて、皆さんの中に強くインプットされているらしき、「前年比スパイラルの罠」についてお話しさせていただきます。

 偉そうなことを言うにはまず、自分の会社についてお話しするのが筋でしょう。

コメント12

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「どうして「前年比」を超えないといけないんですか?」の著者

河野 章宏

河野 章宏(こうの・あきひろ)

残響レコード社長、ギタリスト

1974年生まれ。岡山県倉敷市出身。2004年に自主レーベル「残響レコード」を10万円の資金で立ち上げ、2010年の決算ではグループ年商5億を売り上げる。「te'」のギタリストとしても活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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