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会社の宴会って楽しいですか?

組織の絆を強くする新年会の開き方

2013年1月9日(水)

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 新しい年を迎えて、昨年末から続いていた宴会シーズンがようやく幕を終えた。やっと仕事に本腰を入れられる――。ひそかに、そんな思いを抱いている人も少なくないだろう。

 と、ここであえて聞きたい。その宴会、楽しかったですか、と。

 「幹事をさせられて面倒だった」
 「義務で参加しているだけで、正直苦痛だった」
 「結局、日頃からよく話すメンバーと愚痴を言って終わってしまった」

 正直なところ、そんなふうに感じている人もいるのではないだろうか。

 だが、この宴会、実は組織が強くなるためのチャンスの場でもある。今回は、最近耳にした企業の「宴会事情」を基に、組織を強くするための宴会の生かし方について考えてみたい。キーワードは「社長幹事」「お酌タイム」「帰属感の再興」だ。

リーダー自ら率先して社員を巻き込むことが重要

 「いや、もう大変なんですよ」

 12月某日。私はある中小企業の社長に久しぶりに再会した。栃木県を中心に4つのゴルフ場を運営する鹿沼グループの福島範治社長だ。何がそんなに大変なのか。話を聞いてみると、「社内のパーティの準備に追われている」のだという。

 社長自ら率先して宴会の幹事役を引き受けたきっかけは、2012年夏にあった。ある“事件”がきっかけで、鹿沼グループが運営するゴルフ場の1つ「鹿沼カントリー倶楽部」 に勤めるスタッフの間に亀裂が生じてしまったのだ。揉めに揉めた末、組織を去る人も出たほどの一大事。その際、ゴルフ場マネジャーの何気ない一言が福島社長の心を捉えた。

 「社長、心を1つにするって難しいですね」

 社員の一体感の欠如は、今に始まったことではなかった。同年夏に開いたバーベキュー大会では、参加したのは全メンバーのうち3割ほど。レンタル業者から機材一式を借りて開催したものの不発に終わっていた。

 「社内イベントは本当につまらない」。危機感を覚えた福島社長の耳に、次々と寄せられる社員の本音。心を1つにするどころか、社員同士のつながりすら希薄な状況…。

 「この状況を何とかしたいとは思うんです。でも、具体的なアイデアがなくて」。マネジャーにそう告げられた時、福島社長は思わず「俺に今年の忘年会の幹事長をやらせてくれ」と口にしていた。組織がガタついているからこそ、社長自ら率先して、社員の心を1つにする場を作らなくてはいけない。そう考えた。

 例年の忘年会は、乾杯後に食事をし、歌好きはカラオケに興じて終了という通り一遍なものだった。そこで、福島社長はあえて忘年会を「昭和レトロなクリスマスパーティー」に切り替えた。最近は新卒採用もしているとはいえ、キャディー担当者なども合わせると、鹿沼カントリー倶楽部のスタッフの平均年齢は50代と高めだ。幅広い年代や立場の人が共に楽しめるよう、昭和レトロな懐かしさを前面に打ち出すことを決めた。

 11月中旬、自ら企画を練り始めた。社長と鹿沼カントリー倶楽部の支配人、「心を1つにできない」と嘆いたマネジャー、そしてもう1人幹事役に営業担当の女性を抜擢し、マスター室や調理部など各所属長にはコンセプトや日程、場所などをまとめたチラシを配布した。

 「同じ時間を同じ場所で楽しく過ごせるよう、チラシを使って社員への『強力な』お誘いをお願いします」

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「会社の宴会って楽しいですか?」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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