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坊さんのベンツは「課税対象」か?

寺の「相続」と「カネ」を巡る悩ましい問題

2013年1月10日(木)

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 神奈川県のとある寺院は昨年、税金の処理で大わらわだった。2011年暮れに先代の住職が急逝。長男のAさん(50)が急遽、住職を務めることになったのだ。Aさんはすでに僧籍を取得しており、いつでも寺を継げる状態ではあったが、寺の経理には一切、ノータッチだった。

 父親の葬儀から3ヵ月経ったある日。ブルーのスーツを着た2人組が寺の門をくぐった。地元の税務署員だった。「寺院帳簿を見せてほしい」。そう告げられ、3日間、相続税を中心とする税務調査が行わることになった。

 寺の収入を管理している帳簿や、預金通帳、賽銭箱、掛け軸や骨董、車などが細かく、調べられた。税務署が特に注目したのは、「住職の私的な財産」だ。

 宗教法人である寺の財産のうち、例えば仏像や仏画、儀式に使う道具などは信仰の対象として公益性を帯びており非課税と認められている。また、宗教法人名義の預貯金などの金融資産にも税金はかからない。これらは、僧侶の資格をもった後継者だけが、非課税で承継できることになっている。

お寺のベンツは課税されるか?

 しかし、個人財産は別だ。一般人同様、住職とて課税対象になる。預貯金はもちろん、住職の趣味で集められたような古美術や、寺とは関係のないような絵画などは、相続税の対象だ。

裕福層の坊さんもいる

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「坊さんのベンツは「課税対象」か?」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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