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「私は頑張っている」のウソ

  • 高柳 正盛

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2013年1月9日(水)

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 自分は必死で頑張っているのに、全然成果が出ない――。
 取材中、こんな現場のリーダーの嘆きを聞くことがあります。

 リーダーの仕事の難易度は高まる一方です。ビジネスのグローバル化が進み、デフレや高齢化で市場も縮小しています。
 おまけにインターネットの普及で、物事の変化するスピードがかつてないほど速い。人員削減もギリギリまで行われている。「日々の仕事をこなすだけで精一杯」と言いたくなるのも、ある程度、理解できます。

 実際、現場リーダーは頑張っているのでしょう。ただ、“頑張っている”という言葉には、落とし穴も潜んでいます。

話を聞いていると腹が立ってくる

 少し厳しい指摘をします。そもそも成果が出ないと嘆いている人たちは、“本当に”頑張っているのかということなのです。ある一部上場企業の有名経営者が、こんなことを言っていました。

 「嘆いてばかりで、行動をほとんど変えていないリーダーが多いことには、本当に驚かされる」

 その経営者のところには、しばしば他社のリーダーからこんな相談が持ちかけられるそうです。「うちの会社の業績、本当に厳しいんです。どうすればいいでしょうか」「次のビジネスの柱が見つからない。どうやって新規ビジネスを立ち上げたのでしょうか」……。

 その経営者は忙しいスケジュールをやりくりして、相手の話を丁寧に聞くそうです。ところが、そうしているうちに「だんだん腹が立ってくる」と言います。

 話をよくよく聞くと、リーダー自身が、景気がよかったときと働き方をほとんど変えていない。毎日同じ時間に起き、同じ時間に出勤して、同じ時間に帰宅する。仕事の取り組み方も同じ。それでいて「自分は頑張っているのに、成果が出ない」と嘆く。

 例えば居酒屋の経営者ならば、いつもの時間に起床して、仕入れに行き、仕込みをして店をいつも通り開け、決まったメニューを提供し、閉店時間になったら店を閉めて帳簿を付けて帰る。それを繰り返しているだけ、ということです。

 「戦後、日本企業が最も厳しい経営環境に置かれていると言われる中で、リーダー自身が働き方を変えなければ、成果なんて出せるわけがない。景気が良かったときと同じように働いていて、『頑張っている』なんて、笑わせるな。
 僕らは創業の頃、寝る間を惜しんで死ぬ気で働いた。ウチの社員も含め、最近はそうした気持ちが足らない人が多いのではないか」

 どうでしょう。皆さんは日々、どのくらい本気で働いているでしょうか。業績が良かった頃と厳しい状況にある今とでは、働き方を大きく変えているでしょうか。

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