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東大に学ぶ中国人エリートが語る、仰天「対中外交必勝策」

2013年1月29日(火)

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 私はこれまで「中国人エリートの日本観」をテーマに3年以上取材を続けてきた。インタビューに応じてくれた在中国・在日の中国人は120人を超える。今回はその中でもとくに印象的だった若者のひとり、張成さん(仮名、東京大学大学院修士課程)に、政権発足から約1カ月が過ぎた安倍政権や日本の政治について話を聞いた。

 中国と日本の関係がぎくしゃくしている中、彼のようなエリートから見て「日本のこうした行動がわからない、理解できない」と思うところに、案外、両国の関係改善の糸口が隠れているのではないか、と思ったのだ。

 誤解していただきたくないので最初にお断りするが、「彼の論が正しい」から、ここでご紹介するのではない。正否、好悪はさておき、本のタイトルではないが『中国人エリートは日本人をこう見る』の一例として、彼の見方をそのまま載せる。

 海の向こうからは、我々の国、政治がこう見えるのか、という気持ちで、読んでいただければありがたい。

日本通の、国際政治学者の卵の意見は?

 私が張さんと知り合ったのは2010年2月。張さんが北京大学在学中、早稲田大学のダブルディグリー制度を利用して1年間日本に留学中のときだった。以来、私たちは会えばいつも4時間以上も語り合い、意見交換を行ってきた。

 張さんは1989年に父親の留学先だった神戸市で生まれ、生後4カ月までを過ごした。以後、中国に戻り、北京大学(国際関係学院)を卒業後、現在は東京大学大学院で国際政治を研究している「日本通」であり、将来有望な国際政治学者の卵だ。24歳の張さんの目に映る日本政治は、一体どのようなものだろうか。

張さん、お久しぶり。東大大学院入学のため再来日してもうすぐ1年になりますね。この間に日本の政権は民主党から自民党に戻りましたが、今の安倍政権をどう見ていますか?

:経済政策の面で見れば、大きな賭けに出ているように感じますね。でも、やるしかないんですね。このまま経済を放置していれば、日本は沈んでいくしかないのですから。政権を奪還した自民党にとって、増税前にチャレンジする機会は今期しかないと思います。

張さんが前回留学したとき、ちょうど自民党から民主党へと歴史的な政権交代が行われ、そして今回の留学中に民主党から自民党へと政権交代となったわけですね。

:そうなんです。民主党は全体的に経験不足の素人集団で、機能する議員も少なかったのが失敗の原因だと思います。政権与党がダメになったとき、あとを継ぐ政党がどこまでスムーズに運営できるかが、民主主義の大きな課題だと思います。

何人もの首相が突如辞任したり、急に解散総選挙だといい出してみたり、がっかりさせられることも多い。

:政権の放り出し方を見ていて、日本人ってつくづく“玉砕”するのが好きな民族なんだな、と思いました。本人はギリギリまで踏ん張っているつもりなんだろうけど、いざ絶望的な状況になると、当たって砕けろ的な行動を取ってしまう。昨年野田首相が突然解散すると発言したときも「あぁ、やっちゃった」と思いました。

中国の政治家はもっと粘る?

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「東大に学ぶ中国人エリートが語る、仰天「対中外交必勝策」」の著者

中島 恵

中島 恵(なかじま・けい)

ジャーナリスト

1967年、山梨県生まれ。1990年、日刊工業新聞社に入社。退職後、香港中文大学に留学。1996年より、中国、台湾、香港、東南アジアのビジネス事情、社会事情などを執筆している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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