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いつまでも若々しくいるためには?人ではなく大企業の場合

2013年1月30日(水)

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 先日、5000人を超える従業員のいる企業の社長と話をしていて、思ったことがあります。大企業を維持していくためには、進化することよりも、安定することが大切だということです。今の顧客、未来の顧客に対して、責任があるのです。

 しかし、安定を目指すあまり、進化しにくい組織と管理体制を構築してしまうのもリスクです。人が制御する組織は柔軟です。マニュアルが制御する組織は硬直です。硬直した組織は、やがて大企業病に陥ってしまいます。ますます身動きが取れず、時代の変化、顧客の変化についていけず、老いていくことになります。そうならないためにも、若々しさを失わないでほしいのです。組織をヒトに置き換えて、お伝えしたいと思います。

企業の成長と老化

 大企業病とは、老化の始まりです。そもそも「大企業病」とは、大企業に多く見られる非効率な企業体質をさしています。なにも「大企業」であることと関連はなく、むしろ中小企業でも「大企業病」のようなところもあります。気をつけないといけないのは、非効率な体質が定着してしまっているところです。あなたの企業は、大丈夫でしょうか。

 大企業でも、効率の良い体質を維持しているところもあります。ヒト・モノ・カネが効率よく機能している状態です。経営者と従業員の意思疎通が十分であり、活性化している状態です。このような企業は、どんな時代にも成長し続けることができます。

 果たして何が違うのでしょうか。理屈でわかっていても、どうしようもなく、大企業病に陥ってしまうのはなぜでしょうか。たとえば、人の身体はどうでしょうか。3兆個の細胞で生まれ、60兆個まで成長しても、それぞれが機能しています。それを制御しているのはたった140億個(0.2%)の脳細胞です。大企業として、素晴らしい組織モデルです。

 決定的な違いは、DNAの存在です。1つ1つの細胞にはまったく同じDNAがあり、それに基づいた行動をとっているということです。だから、100年近く存在し続けることができるのです。やがて、効率が悪くなってくると老化となっていくのです。

ある企業のDNA

 例えば、6000人が働く企業があったとしましょう。ヒトの仕組みと同じように置き換えてみます。6000人の従業員(全細胞)を制御しているのは、たった1人の経営者(脳細胞)になります。そして、毎日60人が入れ替わり(新陳代謝)ます。平均勤続月数は3カ月です。そして、指示に従わず暴走し解雇される社員(癌細胞)が年間2人ほどいます。

 このような企業が、究極の理想的な組織モデルかもしれません。トップの指示は、神経という回路をつかって電気的に指示が出されるのです。そして、血管というネットワークをつかって物質的な流通が行われています。物流をつかさどっているのが心臓ですね。売り上げは食べ物であり、プロダクトは肉体労働であったり知的労働であったりするわけです。

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「いつまでも若々しくいるためには?人ではなく大企業の場合」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官