• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

頭の中を“ごみ屋敷”にしてませんか

2013年2月7日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今は常に新しい情報が必要な時代です。新しい情報を手にしたとしても、すぐに陳腐化し、役に立たなくなってしまいます。はたして、情報の賞味期限はどのくらいあるのでしょうか。古い情報は、定期的にごみとして処分しないと、頭の中がごみ屋敷になってしまいそうですね。モノによっては、腐敗し雑菌が湧き、悪臭を放ち、周囲の新鮮なモノまで台無しにしてしまうような情報もあります。

 いうなれば、情報リテラシーです。情報を探し、見極め、手に入れる基本能力です。情報を活用し、処分するところまで含まれる能力です。情報は鮮度の良いうちに、おいしくお召し上がりください。

最新情報はいつまで最新なのか

 さて、情報の賞味期限を考えてみたいと思います。最初に結論を言ってしまえば、情報の活性度と、求める正確性によります。例えば、明日の天候に関する情報は、情報の活性度が高いので、半日程度しか最新情報と言えないでしょう。株価や為替は、求める人の正確性によって、賞味期限が1時間の人もいれば、1週間の人もおられます。

 もちろん、賞味期限の長い情報もあります。国や地域の総人口は5年程度持ちますし、店舗情報、裏道抜け道なども、数年の賞味期限があります。少しずつ変化しているので、活性度が低く、長期間新鮮な情報となるのです。

 しかし、世の中のテクノロジー、国際情勢、政治情勢によって、活性度が一気に変わるモノもあります。1990年ごろからパソコンの普及、ネットワークの普及、ハードやソフトのテクノロジーの進展はすさまじく、いまや、その賞味期限は1か月も持たないくらいです。また、自然災害によって、一気に情報の活性度が上がるモノもあります。

 だから、情報の賞味期限に注意してほしいのです。既に古くなった情報を最新情報だと思い込んでしまうと、「明日の決定」を間違ったものにしてしまうからです。限られた情報、古い情報の下で決定するスキルも必要ですが、情報に対する過信は禁物なのです。

企業も変わる

 少し前に、日経新聞にこんな記事が掲載されていました。
「いま、小学生に入る子供の65%は、現在まだない職業に就く」
(米キャシー・デビットソン教授)

 つまり、2030年頃の職業の3分の2は、これから生まれる職業だということです。なんとも、衝撃的な情報ですね。果たしてこの情報の意味するところは、どういうところでしょうか。

 小学生ともなると、「将来は〇〇になりたい」「〇〇をしたい」と考えはじめます。親や周りも、そういうことを聞きます。そして、今の情報を元に、自分の夢や理想を形作り始めるのです。もしかしたら、そのために勉強を始めたいと思うかもしれません。何かを身につけたいと思うかもしれません。そして、少しずつ自分を成長させていくことでしょう。

 ところが、彼らが就職するころに、その職業が存在しているのは3分の1なのです。しかも、望みどおりの職業に就けるのは「数%」程度になるのではないでしょうか。今の小学生にとって、自分の将来像、職業感に対する情報は、あまりにも賞味期限が短いのです。

 もはや、このことは子供だけのことではありません。私たちのビジネスでも同じことなのです。15年先のビジネスパートナー、顧客、テクノロジーなど全てにおいて今の情報が役立ちません。経営者がビジョンを示せず、長期計画が立てられないのもうなずけます。

コメント0

「「明日の決定学」」のバックナンバー

一覧

「頭の中を“ごみ屋敷”にしてませんか」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リストラなどつらい経験もありましたが、多くの山に登ったことで、別の景色が見えやすくなりました。

吉田 秀俊 VAIO社長