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神様がくれた“著作権フリー”の日

2013年2月14日(木)

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 イカが大量に空を飛んだので、当然今週は第1回に引き続きイカの話になるのではなイカ……と思った方、残念でした。世の中は、そう、うまくイカない。以下はまったくイカとは無縁の話(と思うでゲソ)。

 Wikipediaで今日の日付の項目を見れば、一年中なにかの日であることがわかる。

 その多くは、営業上のアピールによるものであることは明白だが、こうしてコラムネタの役に立つこともあるので、あまり文句もいっていられない。

 過ぐる2月9日は「漫画の日」だった。

 実は「マンガノヒ」と呼ばれている日は1年に3回もある。
 まるで地方銘菓の本家争いである。マンガみたいだ。

 2月9日は「漫画の日」で、手塚治虫の命日ということで、マンガ本専門古書店のまんだらけが制定した、とされている。

 7月17日もまた「漫画の日」で、英国の風刺漫画雑誌「パンチ」の創刊日が1841年のこの日であったことに由来する。新聞の一コマ風刺漫画は、長尺のコミック全盛の現在においては、なかなかマンガとしてカウントされないけれども、本邦でも1950年代ごろまでは、大人の媒体で「漫画家」と認知されるのは、ほとんど新聞漫画家の人達だった。あまり浸透していないが、由緒はある。

 11月3日の文化の日は「まんがの日」とされており、日本漫画家協会と出版社5社が2002年に制定した。ちなみにこちらは手塚治虫の誕生日。もっともオフィシャルなマンガノヒといえるが、歴史が浅いので認知度はやはりいまひとつかもしれない。

 マンガノヒとカタカナで描くとマントヒヒみたいだな、と今ふと思ったが、それはともかく、いま現在「漫画」や「まんが」よりも多く使われているであろう「マンガ」という表記を使った「マンガの日」というのは、ないようだ。それにしても3つのマンガノヒのうち二日までが手塚治虫絡みというのは、いまさらながら神様の偉大な影響力と巨大な鼻の前にひれ伏さざるをえない気持ちだ。

 さて、上のように、その謂われを知ってしまえば「ああ、なるほど」と思うのだが、世の人々はただ漠然と「マンガノヒ」と聞いていったい何をイメージするだろうか。

 ここでおなじみのバールノヨウナモノ、あるいは煙突男問題が想起される。
 まだツイッターを始めてまもないころ、私は2月9日の朝にこうつぶやいた。

 “みなさん今日は「マンガの日」です。マンガみたいなことしましょう。ちなみに僕はこれから食パンを口にくわえて「遅刻遅刻」といいながら駆け出します。”(※本当は「漫画の日」だが、表記を間違えている)

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「神様がくれた“著作権フリー”の日」の著者

とり・みき

とり・みき(とりみき)

マンガ家

熊本県出身。ギャグマンガをメインにしながら、エッセイコミックやストーリー物も手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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澤田 秀雄 エイチ・アイ・エス会長兼社長、ハウステンボス社長