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医薬品の対面販売は本当に安全か

買って分かった情報提供の疑問

2013年2月15日(金)

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 一般医薬品(大衆薬)のインターネット販売を巡る議論が再燃している。ケンコーコムとウェルネットの2社が国を相手に販売権の確認を求めた訴訟の上告審は、最高裁が1月11日、国側の上告を棄却し、2社の勝訴が確定した。

 この判断で一応の決着がついたのかと見られていたが、現在、ネット販売を全面解禁する動きに反対陣営が「待った」をかけている。

 反対陣営の中核を担うのは自民党の議員約50人で構成する「医薬品のネット販売に関する議員連盟」だ。2月7日の会合で、ネット販売の解禁に反対する業界団体からヒアリングをした。参加した日本チェーンドラッグストア協会や日本薬剤師協会などの幹部は「絶対反対。対面販売を法律(薬事法)に明記して頂きたい」と強い口調で議員に訴えていた。

大衆薬ネット販売の反対派は、ネット販売を法律で禁止すべきだと主張している

 反対派の主張はこうだ。薬剤師は来店客の顔を見て、来店客が望んだ商品以外からも、適切な医薬品を薦める。大量購入など様子のおかしい場合は販売を断ることもある。だから対面販売こそが安全であり、ネット販売は危険なため禁止すべきだ――。この内容は3年半前、改正薬事法の施行前に議論された内容と、あまり変わっていない。

店舗で「ガスター10」購入に挑戦

 薬剤師とはいえ、小売業で働いている。客の意見と異なる商品を薦めることなど、現実問題としてあるのだろうか。取材を通じて、こんな疑問を抱いた筆者は、実際に店舗で医薬品を購入することにした。

 運よくと言っては何だが、暴飲暴食のせいか胃の調子が悪い。取材の合間に大手ドラッグストアを訪れた。購入するのは以前、服用して調子が良かった第一三共ヘルスケアの胃腸薬「ガスター10」だ。

 ガスター10は大衆薬のなかで、副作用のリスクが最も高い第1類医薬品に指定されている。インターネットで販売できなくなっていた医薬品のひとつだ。薬剤師から筆者が望むガスター10ではなく、ほかの医薬品を薦めてもらえるのかを確かめる機会にもなった。

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「医薬品の対面販売は本当に安全か」の著者

西 雄大

西 雄大(にし・たけひろ)

日経ビジネス記者

2002年同志社大学経済学部卒業。同年、日経BP社に入社。日経情報ストラテジー、日本経済新聞社出向、日経コンピュータ編集部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部記者。電機、ネットなどを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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