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震災後、銀座線は動いても、なぜ東西線は動かないのか?

首都直下地震、地下鉄の運転再開シナリオ

2013年2月19日(火)

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 既に駅構内やトンネルなど、99.9%の耐震化を終えた東京メトロ。安全・安心を掲げられる立派な数字と言えるだろう。しかし、最大の目標である「運転再開に向けた対応」は、単に耐震化すれば済むという話ではなかった。もし首都直下地震が発生したら、その後、東京メトロはどのように運転を再開させるのか。そのプロセスを追った。

東日本大震災時、駅間に停まっていた電車の数は?

前回に引き続いて東京都民の足、地下鉄“東京メトロ”がターゲット

 阪神・淡路大震災後、震度7の地震が東京でも起きることを想定して耐震補強を続けてきた東京メトロ。約18年に及ぶ取り組みで、トンネルや駅構内などの耐震化はほとんど完了した。前回、この事実を確認し、ほぼ毎日のように東京メトロを利用する“チームぶら防”の面々も一安心したわけだが、そうやすやすと「安心」や「大丈夫!」という言葉で終わらせないのも、我らチームぶら防の性分だ。

 しばし、押し黙って説明を聞いていた防災の鬼こと、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏。「この話についても伺えますかね?」と言って、持参した書類をテーブルに置いた。

 それは、国土交通省が2011年4月20日に第1回の会合を開催した「大規模地震発生時における首都圏鉄道の運転再開のあり方に関する協議会」の報告書。3月11日に首都圏を走っていたJR、私鉄各線の状況とその後の対応が記されている。

「大規模地震発生時における首都圏鉄道の運転再開のあり方に関する協議会」による報告書
渡辺氏が資料として提示したのは、国土交通省が2011年4月20日に第1回を開催した「大規模地震発生時における首都圏鉄道の運転再開のあり方に関する協議会」による報告書。この中には東京駅から80キロ圏内で運行する鉄道事業者30社が、東日本大震災後、どのようにして運転再開にこぎつけたのか、その対応状況がまとめられている

 「この報告書を見ると、いろいろ興味深いことが分かるんだよ。例えば地震が発生した2時46分に車両がいた場所とかね。どうやら東京メトロの場合は、駅に到着していた車両と、駅間を走っていた車両がほぼ半々だったようだ」と、まじまじと報告書をチェックする渡辺氏。

この報告書の中で、防災の鬼が注目したのは、東日本大震災発生時の列車数をまとめた表。東京メトロだけでも全9路線で、175本の列車が運行中だったことが分かる。そのうち直後に駅に停止できた列車は89(50.9%)、駅間に停車した車両は86(49.1%)と報告されている

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「渡辺実のぶらり防災・危機管理」のバックナンバー

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「震災後、銀座線は動いても、なぜ東西線は動かないのか?」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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