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団塊世代の大量引退以降、「技術の継承」はできたのか

2013年3月6日(水)

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 団塊の世代が定年を迎える2008年前後には、「技術の継承」が企業の課題の1つでした。あれから5年程が過ぎ、企業の技術は上手く継承できているでしょうか。それが、今のビジネスに役に立っているでしょうか。

 それぞれの業界には、様々な技術があります。やり方は異なりますが、技術の継承、知の継承は、とても大切なことです。改めて考えてもらいたいのです。

技術の継承とは

 技術の継承とは、技術の進歩が伴うべきです。ある時代に、前の時代から受け継いだ技術を何も変化させず、次の時代に伝えるのは、よくありません。技術を預かっている時代の人は、それを成長させ、新しい技術を加え、要らなくなった技術を取り除くべきなのです。それを各時代の人が繰り返し、長く継承されていくのが真の技術です。

 もちろん、先人の教えは大切です。技術の中に表面的なコトもあれば、奥深いコトもあります。未熟な人が安易に技術を変化させるのは良くありません。特に熟練によって得られる技術は、その領域にならないとわからないものです。

 しかし、進歩しなければ技術は使われなくなります。技術は、何のためかと言うと、私たちの《活動を助ける》ためです。時代に合わない技術は、文化的な側面はあったとしても、活動的な側面はほとんどなくなっていきます。とくに、私たちの活動環境の変化が激しい今の時代には、何も変わらない技術は、活動を助ける機会が減る一方です。

 だから、技術の継承は、そのままの伝達ではダメなのです。前の時代から受け継いだ技術です。大切に育て、進化させ、後の時代に引き継いでいくべきです。それが、技術の継承であり、技術の発展なのです。私たちは今、そういう技術の恩恵にあずかっているのです。

間違った技術の継承

 例えとして、魚を煮つける技術の話をしたいと思います。あるお宅に伺った人が、そこの娘さんの作っている「魚の煮つけ」に疑問を持ちました。折角、尾ひれのついた魚を真っ2つに切って煮つけているからでした。普通なら姿煮にするところです。そこで、何のために2つに切って煮つけているのか、目的があるのか、と聞いてみたのです。

 その娘さんは、こう答えました。「よくわかりません。母に教えてもらったとおり、作っています」。どうやら、娘さんは技術を受け継いではいるようですが、まだ目的が分りません。そこで、その娘さんのお母さんに同じように質問したのです。

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「団塊世代の大量引退以降、「技術の継承」はできたのか」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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