• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

第1回:世の中を動かす新たな方程式とは?

  • 本田 哲也

  • 池田 紀行

バックナンバー

2013年3月8日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 ソーシャルメディアやスマートフォンの普及によって世の中が動く方程式が変わりつつある。どうすれば自社の商品・サービスに無関心の人が関心を持ってくれるのか(自分ゴト化)、どうすれば友人や知人間でのクチコミが発生するのか(仲間ゴト化)、どうすれば世の中みんなが話題にするような流れをつくることができるのか(世の中ゴト化)。本連載では、従来のやり方でのブームづくりが難しくなった現代における新しい方程式を探る。

(この連載は池田紀行と本田哲也が担当。今回は池田が担当)

ヒット番付にみる世の中を動かす方程式

 以前と同じ予算をかけて同じことをやっているのに、想定していたほど商品が売れない、来店客数が増えない」。そんな悩みを抱える人が増えている。苦しいのは既存ビジネスだけではない。新商品や新規事業も、立ち上げを成功させ、軌道に乗せることがどんどん難しくなってきている。なぜだろう――。それは、「影響力の設計」がうまくできていないからかもしれない。

 昨年末に発表された日経MJヒット商品番付には、東京スカイツリー、7インチタブレット、LCC(格安航空会社)、LINE(無料通話・メールアプリ)、マルちゃん正麺(即席めん)、ビックロ(店舗)、フィットカットカーブ(家庭用はさみ)、JINS PC(パソコン用メガネ)など、世間で話題になった商品やサービスが並んだ。ヒット商品番付の顔ぶれから何が透けて見えるか、ひも解いてみよう。

 さて、ここであなたに5つの質問がある。あなたは、先に取り上げた商品やサービスのことを…

  • 知っている Yes/No
  • 興味がある Yes/No
  • 友人・知人・同僚・家族などから聞いた(もしくは話した) Yes/No
  • テレビの番組や新聞・雑誌の記事で見た・読んだ Yes/No
  • 実際に買った(行った・使った・食べた) Yes/No

 いかがだろうか。

 これらの質問には「世の中を動かす新たな方程式」を解き明かす大切なヒントが隠されている。それはつまり「自分ゴト」「仲間ゴト」「世の中ゴト」の3つの要素である。

 例として東京スカイツリーで考えてみよう。あなたがもし一都三県にお住まいの方でない場合、きっとあなたは「東京スカイツリーを知っていて、少し興味を持っており、友人や同僚、家族と(東京スカイツリーについて)会話をしたことがあり、テレビで特集番組を見たことがあるけれど、実際には行ったことがない人」だろう(1都3県にお住まいの方であればスカイツリーの展望台には上がらずとも、ソラマチには行ったことがある人も多いだろう)。もし私の予想が当たっている場合、あなたは東京スカイツリーについて「自分ゴト」「仲間ゴト」「世の中ゴト」の3つ全てをクリアしている。今後、近くに立ち寄る機会さえあれば、きっといつか、あなたは東京スカイツリーを訪れるだろう。

 では、LINEについてはどうだろうか。2013年1月18日、LINEの登録ユーザー数がサービス開始からわずか19カ月という驚異的スピードで世界1億人を突破したというニュースが業界を駆け巡った。日本国内のユーザー数は4100万人と、実に日本国民の3人に1人が使っている計算になる(TwitterやFacebookの国内ユーザー数は2,000万人前後と推察される)。

 昨年後半からはDeNAの提供するcommや、Kakao Japan(Yahoo! Japanと連携)が提供するカカオトークなど、無料通話・メールアプリ市場も活況を呈している。でも、きっと(日経ビジネスオンラインを読んでいる)あなたは「LINEという無料通話・メールアプリのことを知っており、部下や同僚(もしくは中学生や高校生のお子さん)と会話したことがあり、多くのメディアで取り上げられ、世の中で話題になっていることも知ってはいるが、”自分が利用するものではない” と考えている」のではないだろうか。

 もし私の予想が当たっている場合、あなたにとってLINEは「仲間ゴト」「世の中ゴト」はされたものの、現状においてはまだ「自分ゴト」には至っていないため、特に利用する必然性を感じていない状態といえる(ただし、LINEのようなコミュニケーションツールはネットワーク外部性=ユーザーが増えれば増えるほど利便性が高まること、が働くため、30~50代においても急速に普及する可能性を持っている)。

コメント0

「世の中を動かす新しい影響力」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トップの身の丈が組織の限界を作る。

多田 荘一郎 GEヘルスケア・ジャパン社長兼CEO