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「不愉快な未来」を回避する4つの行動

「地球社会への最終警告書」を読み解く(最終回)

  • ヨルゲン・ランダース

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2013年3月6日(水)

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 1972年に世界的シンクタンク、ローマ・クラブが出した世界予測『成長の限界』は、資源枯渇や持続可能性について全世界が考えるきっかけになった。40年後の今、著者の一人、ヨルゲン・ランダースが『2052 今後40年のグローバル予測』を発表した。最終回の今回は、昨年5月にWWF(世界自然保護基金)年次総会でランダースが行った講演のハイライトをお届けする。

 私が予測する2052年までの地球の未来は非常に暗い。破滅に至るわけではないが、21世紀半ばまでの人類の状況を心から心配する人々にとって、見えてきた未来の姿は期待をはるかに下回るものだった。今から手を打てば軌道修正は十分可能であるのに、40年後それが実現できていないことに、予測した私自身、失望させられた。

 まず、私が予測する2052年には、かなりの数の人が貧困にあえいでいる。人口は現在危惧されるほどには増えないが、多くの人が悲惨な暮らしを強いられることに変わりはない。依然として、およそ30億人が物質的に満足できる水準には届かず、食糧や住居の不足に苦しみ、不健康で危険な生活をしている。今後40年の間に、貧困問題を解決するための努力がいくらかなされるが、2052年までに解消するには至らないだろう。

 また、現在、富裕国に暮らす10億の人々の未来も、明るいとは言い難い。その平均的な市民にとってこれからの40年間は、実質賃金が増えない時代となる。どれほど懸命に働いても、1人当たりの年間消費額は、インフレ調整済みのドルに換算すると、今と変わらないか、悪くすると減少する。

 これは前回述べたように、次々に新たな問題が国を襲い、その対策に費用がかさむようになるからだ。例えば、気候変動の加速を防ぐために、よりクリーンで高価なエネルギーシステムを構築し、家庭や車や工場のエネルギー効率も高めなければならない。ますます激しさを増す異常気象によってもたらされる被害を復旧するのにも金がかかる。また、希少な資源の代替品を見つけるための調査や開発も進めなければならない。

コメント4件コメント/レビュー

書かれていることは正論であり、その通りだと思うが、実現は難しい。民主主義では短期的な問題が優先され、40年後のことに真剣に取り組んでも、政権の維持には役に立たないからだ。問題が発生するのは、現在でなく将来であり、その不確実性も高い。かくして問題は先送りされる。それがこれまで続いてきたことだ。気候変動の経済や生活への影響が顕著になって、はじめてCO2削減について国際的な合意が成立するのではないか。(温暖化という訳は誤解を生む。気候変動で雪が増えたりすることもあり得る。)理想を言えば、世界中(少なくとも先進国)の人々が、この問題の深刻さと、必要な費用の問題を正しく理解することがまずは必要だろう。一国だけで解決できる問題ではない。(2013/03/08)

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いただいたコメント

書かれていることは正論であり、その通りだと思うが、実現は難しい。民主主義では短期的な問題が優先され、40年後のことに真剣に取り組んでも、政権の維持には役に立たないからだ。問題が発生するのは、現在でなく将来であり、その不確実性も高い。かくして問題は先送りされる。それがこれまで続いてきたことだ。気候変動の経済や生活への影響が顕著になって、はじめてCO2削減について国際的な合意が成立するのではないか。(温暖化という訳は誤解を生む。気候変動で雪が増えたりすることもあり得る。)理想を言えば、世界中(少なくとも先進国)の人々が、この問題の深刻さと、必要な費用の問題を正しく理解することがまずは必要だろう。一国だけで解決できる問題ではない。(2013/03/08)

 私は、此のコラムに対しての意見が入るのを楽しみにしていた。。第二番目のコメントが大多数の想いの様に 見受けられた事が、非常に残念であり、且つ。やはり 今に生きる人は、今さえ良ければ善い。。と言う生き方が 透けて見える。。コスト計算でさえ、金融資本主義が  唱えるコスト計算優先の、限界其の物に私には思える  此れから始まる、環境コストは多分予想は付かないと想う  地球環境への、コストは人知が超える、自然の動きで  有り、ヒトへの配慮は皆無で、予測不能の自然環境 が、ヒトへと襲い掛かるであろうと。。容易に想像出来る だからこそ今さえ良ければ善い。。という考えは、全否定 されるべきだと、私は想う。。ヨルゲン ランダースの 呼びかけは、今気付けば。。将来の未来の他者に 大きな明るい未来を、提示した様に私は想う  賢明な賢者の。。大多数の参加に。。期待しいものだ。。  今。ランダース氏の見識を、是非多くの此の国  のヒトに読んで欲しい。。改めて、ヒトは何の為に  生きるか??哲学的思考で考えて欲しいものだ。。 全ての真実は常に表裏一体 己の立ち位置で変化する 全ての真実は常に観えぬ処に或る。。  真実の追及の為にも。。立ち位置を離れて。。皆の 総意に期待したい。。 3月7日  怒れ ライターマン(2013/03/07)

本文に、太陽光発電など気候に優しい解決策は従来の方法より高コストに見えてしまうが、汚染を減らし浄化を進める費用をそれぞれの価格に組み入れると、気候に優しい代替策は価格面で従来の方法と十分張り合える。とあるが、試算方法と結果を示してくれるとよいのだが。特にガスタービン発電、太陽光発電、原子力発電に於いて。(2013/03/06)

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