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ベンツがアニメに賭けた理由

2013年3月7日(木)

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 世界で一番古い自動車メーカーとされる、独メルセデス・ベンツ。日本でも高級ブランドとしての確固たる地位を持つ同社に今、異変が起きている。

 近未来の街を舞台に繰り広げられるカーチェイス。昨年末からメルセデスがこんなアニメーションCMをテレビやウェブで展開したことを、ご記憶の方は多いだろう。2011年からは東京・六本木にカフェ・レストラン兼ショールームを常設。ファッションショーなど、クルマと無縁のイベントも積極的に開催している。

 厳格なイメージの高級車メーカーには似つかわしくない、一連の動き。その背後には1人の仕掛け人がいる。昨年12月、メルセデス・ベンツ日本で初めての日本人社長に、48歳の若さで就任した上野金太郎氏だ。

「ベンツ、何やっちゃってるの?」

 「それまでメルセデスなんて目もくれなかったオーディエンスが、『メルセデス何やっちゃってるの?』と反応してくれた。『コレを許可した役員ってどんな人?』みたいな言われ方もしましたね(笑)」。上野社長はアニメCMの反響をこう振り返る。

(撮影:陶山 勉)

 昨年11月17日に公開された新型「Aクラス」のアニメCMはウェブを席巻した。公開からわずか19日間で再生回数は200万回を突破し、170を超える国と地域で25万回以上が再生されたという。

 企業がアニメをプロモーションに使う。それ自体は、特に目新しい手法ではない。メルセデス・ベンツという富裕層向けの厳格なイメージの高級車ブランドが、という意外性はあっても、それだけでは「高級ブランドにしては、ちょっと変わった試み」で終わったことだろう。

 目の肥えたインターネット・ユーザーからの注目を引き出した理由は、ただ1つ。それが圧倒的に「本物感」を漂わせていたからだ。

 「メルセデス始まったやんwwww」「アニメ気合入り過ぎ」「ベンツまでヲタ(オタク)に媚び始めててワロタw」「ベンツどうしたん?」――。ウェブ上に溢れた、一見揶揄とも取れる書き込みの数々。だが、ネットに多少なりとも親しむ人なら、こうした書き込みが称賛や愛情の裏返しに他ならないことがすぐ分かるはずだ。

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「ベンツがアニメに賭けた理由」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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