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行こうぜ! ぽっちゃりの向こうへ

モデルオーディションで体感した成長市場の息吹

2013年3月11日(月)

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 3月21日に創刊にされる女性誌の読者モデルオーディションに潜入した。雑誌名は「la farfa(ラ・ファーファ) 」。日本初の“ぽっちゃり女子”のための本格ファッション誌だという。当然、読者モデル(以下、読モ)の応募資格も、18~40歳の服のサイズがLL~8Lの女性である。

 応募総数は250人。書類選考を通過した約60人が、2月下旬の週末に発行元のぶんか社で最終選考に臨んだ。選考をくぐり抜ければ、読モとして同誌の誌面や、女性向けブランド「スマイルランド」のショーに登場できる。スマイルランドは、カタログ通販大手のニッセンが2002年から展開しているぽっちゃり女子の定番ブランドである。

ぶんか社の新雑誌「ラ・ファーファ」発行人の今晴美氏。(写真:稲垣 純也、以下同)

 ファッション雑誌のオーディション会場には通常、場慣れした読モ予備軍が集まる。しかし、ぽっちゃり女子が堂々とエントリーできるオーディションはこれまで皆無だった。控え室となったぶんか社1階の会議室を覗くと、千載一遇の好機を前にした参加者たちの緊張感が漂っていた。そんな彼女たちの前に颯爽と現れたのが、新雑誌の発行人を務める今晴美さんである。彼女もオーディション参加者同様にふくよかだ。今氏は参加者に向かってこんなふうに語りかけた。

 「ラ・ファーファはぽっちゃりさんによる、ぽっちゃりさんのための雑誌です。私も洋服が好きなのでファッション誌をよく見ますが、『欲しい』と思った服には自分のサイズがないという経験をずっとしてきました。私自身がこんな雑誌をずっと読みたかった。今日来てくれた皆さんの中から読者に夢や希望を与えてくれるカリスマモデルが出てきてもらえるとうれしいです。みなさん、一緒にぽっちゃりの向こうへ行きましょう」。

 参加者たちの表情から緊張がやや解けたように見える。やはり、自身の体型に多少なりともコンプレックスを抱えている彼女たちに向かって、同じ目線で語りかけられるのは強い。「この人は私のことを分かってくれる」。そんなふうに感じたのかもしれない。

 しかし、記者は疑問に思った。「ぽっちゃりの向こう」ってどこだろう。そこには何があるのだろう。当初は理解できなかったが、参加者と今さんら面接官とのやり取りを見ているうちにおぼろげながら見えてきた。

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「行こうぜ! ぽっちゃりの向こうへ」の著者

上木 貴博

上木 貴博(うえき・たかひろ)

日経ビジネス記者

2002年に筑波大学を卒業し、日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」「日経マネー」編集部などを経て、2016年4月から現職。製造業を中心に取材中。趣味は献血(通算185回)。相撲二段。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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