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話題の“新OS”は「Androidと何が違うのか、さっぱり分からない」

本音はアップルやグーグルの天下に嫌気がさした?

2013年3月26日(火)

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 「Androidとは何が違うんでしょうか。お客様が見たときに何が違うのが、僕にはさっぱり分からない…」

 こう語るのは、某日本メーカー関係者。「『Firefox OS』や『Tizen』についてどう思うか」と質問したときの本音だ。

注目の的、iOS、Androidに続く「第3極のOS」

 今年2月にスペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congressで話題となったのは、iOS、Androidに続く「第3極のOS」ともいわれる新たなプラットフォーム。それが、「Firefox OS」と「Tizen」である。

 ブラウザーで人気のFirefoxが、スマートフォン向けプラットフォームとして開発したのが「Firefox OS」。日本ではKDDIが採用を明らかにし、商品化の検討に入った。

 一方、「Tizen」と呼ばれるプラットフォームは、韓国・サムスン電子が開発をリードし、NTTドコモが製品化を決定した。中国・ファーウェイも参入し、日本からは富士通、NEC、パナソニックも支持している。サムスン電子幹部は「まずは1~2機種を市場に投入するため、準備を進めている」と語る。

 MWCでは、第3極のOSが盛り上がりを見せたが、一方で、それらから距離を置く日本メーカー関係者は「単なる技術ありきなので、Firefox OSやTizenに取り組む気はない」と冷ややかだ。「もちろん、Firefox OSでないとお客様のニーズを満たせなくなるなら取り組むが、今の段階ではお客様にとって価値を見いだせるかどうかは疑問だ」と素っ気ない。

Mobile World Congressの会場にずらりと並んだ「Firefox OS」の関係者

コメント10件コメント/レビュー

「こんなケータイがあったら」というジョブズの素直な思いを現実化したiPhone、このようなサービスをよりオープンかつ廉価で提供したいという思いから始まったAnfroid。好みはあるだろうが、これら2つのOSにはよって立つ哲学があり、それが消費者の一定の支持を得てきた経緯がある。それに対して、この新OSは、自分たちも金づるが欲しいというケータイキャリアや製造者のご都合主義に過ぎず、何の哲学も感じられない。docomoとAUの担当者の発言がそれを裏付けている。技術革新が進んだ現在、一社が技術的に目を見張るような差異が感じられる商品を出すことは、まずあり得ない。従って、現在は商品それ自体ではなく、商品に込められた哲学をいかに消費者に売り込むかが、販売側の最大の課題である。しかし、金儲け以外の哲学がないこれらの新OSでは、よほど魅力的なコンテンツを提供しない限り、成功はあり得ない。それにしても、かつてiModeを発表し世界に衝撃を与えた日本のケータイキャリアが、ガラパゴスと揶揄された苦難を経験しても、自身の哲学を世界に訴えるのではなく、他人の尻馬に乗り、自社のユーザーの囲い込みに汲々とする現在の姿は全く見苦しい。(2013/03/26)

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「話題の“新OS”は「Androidと何が違うのか、さっぱり分からない」」の著者

石川 温

石川 温(いしかわ・つつむ)

スマホ/ケータイジャーナリスト

1999年日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社、『日経トレンディ』編集記者に。ケータイ業界を中心にヒット商品、クルマ、ホテルなどで記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

「こんなケータイがあったら」というジョブズの素直な思いを現実化したiPhone、このようなサービスをよりオープンかつ廉価で提供したいという思いから始まったAnfroid。好みはあるだろうが、これら2つのOSにはよって立つ哲学があり、それが消費者の一定の支持を得てきた経緯がある。それに対して、この新OSは、自分たちも金づるが欲しいというケータイキャリアや製造者のご都合主義に過ぎず、何の哲学も感じられない。docomoとAUの担当者の発言がそれを裏付けている。技術革新が進んだ現在、一社が技術的に目を見張るような差異が感じられる商品を出すことは、まずあり得ない。従って、現在は商品それ自体ではなく、商品に込められた哲学をいかに消費者に売り込むかが、販売側の最大の課題である。しかし、金儲け以外の哲学がないこれらの新OSでは、よほど魅力的なコンテンツを提供しない限り、成功はあり得ない。それにしても、かつてiModeを発表し世界に衝撃を与えた日本のケータイキャリアが、ガラパゴスと揶揄された苦難を経験しても、自身の哲学を世界に訴えるのではなく、他人の尻馬に乗り、自社のユーザーの囲い込みに汲々とする現在の姿は全く見苦しい。(2013/03/26)

では、ユーザーが何を求めているというのか、さっぱりわからない。 サムスンのきっぱり口調はドコモのしどろもどろよりいいじゃないですか。そこに勝敗が既にあるって感じで。(2013/03/26)

docomoは批判され続けてもプリインアプリを止めないのだから期待はしていない。自分たちが儲け辛いから始めるものなのだから、何がしかの形でユーザからボッタくる手段を入れないと意味が無い。つまりユーザにコスト面で予めデメリットがある事が前提のOSである。それを覆しAndroidやappleに対抗できるだけの魅力作りがアプリ開発者頼みとあれば、大コケしか見えない。彼らがマジメに仕事でやっている姿が滑稽ですらある。(2013/03/26)

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三品 和広 神戸大学教授