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父と話すなら、就活がラストチャンスかもしれない

娘が、息子が、思い切って親父に話しかけてみた

  • 若輩ライダーズ2012

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2013年4月12日(金)

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 編集Yです。様々なご意見、突っ込み、励ましをいただきながら続けてきた「会社員の皆さん、若輩から一言」、最終回は「会社員の父親と本当に話してみた」企画をお送りします。

 もともとこの連載は、学生という「会社の外(=社会の外)」からは、我々サラリーマンの姿はどう見えるのか、を描いてもらおうというのがテーマでした。毀誉褒貶ありながらも、正直、私の期待以上に彼らは成長し、面白い内容になり、ページビューとコメントで見る限り、十分「人気連載」となったと思います。

 ですが、お互いに違う世界から突っつき合うことが最終目的ではもちろんありません。できることならば、そのギャップに橋を架けるような連載にしたい。そんな思いを、学生さんたちも共有してくれたのでしょうか。最終回直前になって「父親と、ちゃんと話す」企画が上がってきました。

 私の目から見て非常に意外だったことに、毎週教室に集まってくれた大学生は、親御さんとの関係がたいてい良好で、しかも「最近、じっくり親と話していない。実はちゃんと仕事や働き方について、相談してみたい」と言うのです。

 本気でしょうか。いやー、自分の息子や娘にそんなこと言われたら、照れくさくて逃げ出しそうです。

 いろいろひねくれた企画よりも、彼ら彼女らの素直な声をそのまま親御さんにぶつけてもらって、どうなるかを見てみたい。そう思ってこのプランにゴーサインを出しました。彼らの思いは通じるでしょうか、お父さんたちは逃げたりしないのでしょうか。ゆっくりお読みください。

 はじめまして、某私立大学3年生女子(記事執筆時点、以下同)のタカハシです。

 この記事は、大学生の子を持つお父さん、そして大学生だけでなくすべてのお子さんを持つお父さんへ、「働くこと」をキッカケにお子さんと深く話し合える仲になっていただきたいという思いから立案しました(デスクY氏がなぜか「親と話しあえる仲に…大学生なのになりたいと…え、えええーっ!?」と驚いていましたが、私たちは本気です)。

 就職活動もたけなわ、説明会参加やOB訪問、夜遅くまで図書館に残り、ES(エントリーシート)や業界研究をしている学生もまだまだいます。

 就活のために外へ出かけて行く一方で、家で過ごす時間は減ってきています。ある晩、OB訪問から帰ったら父の靴に目が留まり、ふと「家にもOB(?)がいる。いままでお父さんは、どういう思いで働いて、私を育ててきたのかな」と疑問を感じました。

正面から話せる最後の機会かも、と気づく

 外に目を向けることも大切です。ただ社会人になろうとしている今、そろそろ父と深く話しておかなければいけないような気持ちがありました。

 この企画を一緒に考えたムラカミ君は言います。

 「オヤジからもオフクロからも、『自分の力で元気に楽しく生きていってくれるなら、もう何も言うことはない』とよく言われるんだよね。でも、もうこちらも子どもじゃないから、二人が寂しそうにしているのも分かるんだ。で、気づいた。就活が終わって働き出したら、きっともう、親としっかり向き合って話す機会なんて二度とないんじゃないか、って」

 就活をきっかけにこのような気持ちを持ったのは、私たちだけではありませんでした。友達に話すと「きっかけさえあれば、ぜひ親と正面から話してみたい」という子が続々と現れました。

 ここからは、実際に行動に移した私たちの体験集です。 親と久しぶりに話をするまでと、した後のなんともいえない気持ちや距離感を感じていただけたら幸いです。

M君「10年ぶりのキャッチボール」

 私は、この調査の発案者に、父親と働くことについて話してほしいと頼まれた。

 とはいえ、そんな真面目なことをいきなり話すのは、正直言ってきつい。何かきっかけがほしいと私は思った。そこで、キャッチボールしながらはどうかとアイディアが浮かんだ。自分の将来について、父親に一回話してみたいとは思っていたので、この企画は好都合だ。

 しかし、私の父親はめんどくさがりで、やや頑固な性格をしているので、頼んでも果たしてやってくれるかどうか予想がつかなかった。「できなかったら他をあたってもらえる?」と、あらかじめ発案者に断っておいたほどだ。

 さて日曜日。父親はいつも通りごろんと横になり、「サンデージャポン」を見ている。

 恐る恐る、私は声をかけた。

「おやじ? 久々にキャッチボールでもしないか?」

「いきなりなんだ」

 あー、やっぱりな。

 しかし、続けて、

「珍しいじゃないか。お前から何か誘ってくるなんて」

 私に笑顔で、そう言った。

コメント8件コメント/レビュー

好企画ですね!素晴らしいの一言です。(2013/04/12)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

好企画ですね!素晴らしいの一言です。(2013/04/12)

私にも大学生の子供が2人おりますが、正直、この時期にこのような会話しかできないのか、そしてこれが最終とは今まで子供から逃げてきたツケではないかと思いました。(2013/04/12)

とてもおもしろく、また考えさせられる企画でした。私は社会人としては7年目、一般的にも業界的にも「中堅」といわれ一番バリバリやれるところにいますが、就活を機に父親と話す機会も逃し、まだまだ子供(女の子2人)と就活や社会について話すまでには時間がありますが、子供が成長し、社会人になるときなど節目のときにこういう話ができる機会があればとてもすばらしいことだと思いますし、是非そういう機会があってほしいと心から思います。記事に出てきたお父さんは羨ましい限りです。同時に、子供に今の仕事や自分の人生を話すときに恥ずかしくないような働き方、生き方をしているか、もう一度考え直しました。またこのような企画を期待しています。(2013/04/12)

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