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実は知らない「給料」が決まるホントのルール(その2)

必要経費の積み上げで、成果の反映はわずか

2013年4月25日(木)

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 先日、雑誌の記事を目にしました。そこでは、多くの人が自分の給料に対して不満を感じているという調査結果がありました。給料の金額に不満に感じているということは、「その給料は妥当ではない」と感じているということです。

 では、みなさんは、自分の給料がいくらであれば妥当なのか、論理的に説明できるでしょうか?

 「同期の中では一番高い給料をもらっていい!」「あの人よりは、当然評価されるだろう」というような相対的な尺度ではなく、「自分の給料は『○○万○千円』が妥当!」と論理的に説明・主張できるでしょうか? おそらく、そういう方はほとんどいないと思います。つまり、給料金額の決まり方を論理的に把握している方はほとんどいないのです。

 多くの方は、給料のルールを知らずに「もっともらえるはず!」と感じていることでしょう。そして、給料のルールを知らずに「もっと給料を増やしたい」と努力をしていたのです。

 では、その「給料のルール」とは一体、何なのでしょうか?

マルクスの『資本論』に見る給料のルール

 ここからカール・マルクスの『資本論』で説かれている理論をベースに、給料のルールとはどんなものなのか? を説明していきます(『資本論』というと、「共産主義の経済学!」「古臭い理論で現代には使えない!」と感じるかもしれませんが、それは誤解です。『資本論』は「資本主義経済の本質を分析した理論書」で、またその理論は、日本経済の構造を見事に説明できます)。

 さて、給料の決まり方を理解するには、「商品の価格」がどのように決まるかについて知っておく必要があります。あなたの労働も言ってみれば“商品”なのですから。そこで、『資本論』で展開されている論理が役に立ちます。

なぜ、そのお茶は150円なのか?

 みなさんが今日買ったペットボトルのお茶は150円でした。でも、なぜそれは150円なのでしょうか?

 「それが相場だから」

 では、その相場は誰が決めたのでしょうか? なぜ150円と決めたのでしょうか?

 「150円分の満足感があるから」

 本当にそうでしょうか? みなさんはお茶を買う時に150円分の満足感があることを実感して買っていますか? 真夏でノドがカラカラになりそうな時期も、真冬で冷たい飲み物なんか欲しくない時も、同じ150円ですが、それだとつじつまが合いません。

 実は、商品の値段は全く別のロジックで決まっているのです。『資本論』で解説されている理論には、いくつか重要な柱があります。その代表的なものが次の2つです。

1:商品には、「価値」と「使用価値」という2つの尺度がある。
2:需要と供給のバランスがとれている場合、商品の値段は、「価値」通りに決まる。

 これだけではさっぱり意味がわかりませんので、順番にひも解いていきます。

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「実は知らない「給料」が決まるホントのルール(その2)」の著者

木暮 太一

木暮 太一(こぐれ・たいち)

経済ジャーナリスト

経済ジャーナリスト、社団法人教育コミュニケーション協会の代表理事として、相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、企業・大学向けに多くの講演活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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