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「模倣の勝者」アップルとサムスンの学習力

2013年5月9日(木)

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 米アップルがスマートフォン(高機能携帯電話)の「iPhone」のデザインを巡って、韓国のサムスン電子を訴えたのは記憶に新しい。右の書籍の装丁には、アップルのiPhoneとサムスンのGalaxyが並べられている。タイトルを日本語に訳すと『真似するなら、きちんと真似しなさい』という意味になる。実はこの書籍は、拙著『模倣の経営学―偉大なる会社はマネから生まれる―』(日経BP社)の韓国版で、この3月に同国の出版社Seedpaperから出版されたものだ。

 米国では、模倣をテーマとしたオーデッド・シェンカー・オハイオ州立大学経営大学院教授の著書 “Copycats”(ハーバード・ビジネス・スクール・プレス)が2010年に出版され、その和訳書『コピーキャット: 模倣者こそがイノベーションを起こす』(東洋経済新報社)が日本で話題になっているらしい。興味深いのは、シェンカー教授は、アップルは模倣からイノベーションを引き起こすのが上手な会社で、「アッセンブリーイミテータ」と名づけている点だ。

 米国と比べると、アジアの国々は模倣に対して寛容なところがある。少なくとも拒否反応は弱いような気もする。それでも、多くの日本人は、模倣というと何か悪いことをしているという感覚が抜けないという。

 しかし、世界の潮流を見ると、そういった認識も改める時期に来ているのかもしれない。少なくとも、韓国の読者は、コピーは悪いけど模倣は悪くないとの認識が一般的だそうだ。模倣というと、「青出於藍」(青は藍より出でて藍より青し)という四字熟語が想起されることもあると聞く。この後に私が韓国のSeedpaperに宛てて寄稿した序文を紹介することにしよう。世界で躍進するアップルとサムスンがともに「模倣の勝者」であること、そして彼らから何らかのヒントを得られることを実感してもらえるはずである。

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「「模倣の勝者」アップルとサムスンの学習力」の著者

井上 達彦

井上 達彦(いのうえ・たつひこ)

早稲田大学商学学術院教授

広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教授、早稲田大学商学部助教授などを経て、2008年から早稲田大学商学学術院教授。2012年4月から2014年3月まで米ペンシルベニア大学ウォートン経営大学院のシニアフェローを兼務する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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