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電王戦、プロの敗北を悲しむべきか

進化するテクノロジーとの向き合い方

2013年5月7日(火)

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 先日、将棋の電王戦が終わった。普段は将棋に関心がなくても、このニュースはご存じの方もいるだろう。電王戦はコンピューターの将棋ソフトとプロ棋士との対局だ。第2回目となる今年は団体戦で、「世界コンピュータ将棋選手権」でトップ5となった将棋ソフトと5人の現役プロ棋士が、3月23日から毎週土曜日に一局ずつ戦った。

 4月20日に第5局を終えた結果は、3勝1敗1引き分けでコンピューターの勝利。現役のプロ棋士を打ち破るほど進化を遂げたことが明らかになった。

急速に腕を上げたコンピューター将棋

 今回、この話題を取り上げたのは、関連するテーマを研究している大学教授のインタビュー記事(「機械との競争」に人は完敗している)を書いたばかりからだ。デジタル技術の進化が雇用の喪失につながっていることを検証したエリック・ブリニョルフソン・マサチューセッツ工科大学(MIT)教授で、その考えを『Race Against The Machine』(共著、邦題は『機械との競争』、日経BP社)という著書にまとめている。

 ブリニョルフソン教授は、デジタル技術の利用による生産性の向上があまりに速く進んで、少し前まで必要だった雇用が失われたことが米国の失業問題の根底にあると主張。実際に雇用回復が遅れていることを背景に話題になった。

 機械と人間が競うという点で電王戦は共通するものがある。そして、その結果が示すように、デジタル技術は長足の進歩を見せている。

 将棋に類するゲームで、人間とコンピューターとの対決と言えばチェスが先に話題になった。こちらは1997年にIBMが開発したスーパーコンピューター「ディープブルー」が、当時のチェスのチャンピオンに勝ち越しを収めていた。

 その頃、言われていたのは「将棋でコンピューターがプロに勝つのはまだ先」ということだった。チェスと違って持ち駒が使える将棋はさらに複雑な計算が要求され、人間の持つ「構想力」がより重要になるからと解説されていた。

 ところがコンピューターはメキメキと腕を上げた。

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「電王戦、プロの敗北を悲しむべきか」の著者

細田 孝宏

細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経ビジネス 副編集長

1995年早稲田大学卒業。日経BPに入社し、日経ビジネス編集に配属される。日経アーキテクチュア編集、日経ビジネス・ニューヨーク支局長などを経て現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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