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減っていく「そこそこの」スキルの仕事

欧米で進む仕事の二極化

2013年5月13日(月)

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 情報通信技術(IT)が仕事の内容を変えている。「そこそこの」中程度のスキルでできる定型的な仕事は、コンピューターに置き換えられている。急速な技術進歩の結果、コンピューターはますます複雑で高度な内容の仕事がこなせるようになり、人間しかできない仕事は減っていく。一方、ITを利用することで、これまで考えられなかったような仕事もできるようになっている。

 本稿では3回に分けて、技術と雇用の関係に焦点を当てながら、これからの仕事のあり方を考察する。第1回では技術進歩と働き方について、近年海外で話題になっている書籍およびITと雇用に関する海外の実証研究を紹介する。そこでは、ITの進歩により中程度のスキルの仕事が失われるとの見方とともに、技術が働き方やビジネスモデルを大きく変えている実態と将来展望が示されている。

 第2回では日本でも同様の状況が生じていることを示す。第3回ではそれらを踏まえて、これからの仕事のあり方を考察し望ましい政策を検討する。

技術進歩と働き方の模索

 2012年から2013年にかけて、「働き方の潮流」に関する話題の書籍が次々と発表された。コンピューター技術の急速な進歩に直面して、産業や雇用がどのように変わっていくのか、変化をプラスの方向に持っていくのにはどのような対応をすべきかが論じられている。

 2025年の働き方を予測したリンダ・グラットン(ロンドン・ビジネススクール教授)著『ワーク・シフト』は、5つの変化(テクノロジーの進化、グローバル化の進展、人口構成の変化と長寿化、社会の変化<意識や価値観の変化>、エネルギー・環境問題の深刻化)が将来の働き方を変えるとしている。

 単純な繰り返し作業はコンピューターに取って代わられはじめたが、イノベーションや問題解決が必要とされる複雑な仕事は人間が担い続けているとし、テクノロジーの発達する世界で職を得るためには、高いレベルの専門技能が必要としている。未来に必要な資本は(1)知的資本(知識と知的思考力)、(2)人間関係資本(人的ネットワーク)、(3)情緒的資本であり、これらを強化する3つのシフトが求められるとしている。

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「減っていく「そこそこの」スキルの仕事」の著者

池永 肇恵

池永 肇恵(いけなが・としえ)

法政大学大学院政策創造研究科教授

東京大学教養学部卒業。経済企画庁に入庁し、同調査局、内閣府国民生活局、男女共同参画局、厚生労働省、一橋大学経済研究所准教授などを経て現職。労働市場の二極化、地域の雇用と産業を中心に研究している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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