• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

なぜ、日本女性の社会進出はこんなにも遅れたのか

いっそ、クオータ制を40年の時限立法で導入しよう

2013年5月9日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今年の4月に、オックスフォードで開催された「スコール・ワールド・フォーラム」に参加した。eBayの創業者であるジェフリー・スコールが設立した財団がバックアップしているこのカンファレンスは、「社会起業家のダボス会議」とも呼ばれる。

 欧米の社会起業の歴史と層の厚さにも驚かされたが、それ以上に驚かされたのは、参加者の男女構成。このカンファレンスでは、参加者、スピーカーともに女性が半数を占めていた。スピーカーの質を見ていても、特にジェンダーギャップに配慮した結果とも思えない。

 日本における女性の社会進出はだいぶ遅れている。こういった現状を変えるために、様々な職位における女性の比率を強制的に一定以上にするクオータ制(英語ではquotaで、4分の1を指すquarterとは違う)の是非について盛んに議論がされているが、その是非について考えてみたい。

日本企業における女性の社会進出度の低さ

 まずは事実確認から始めよう。

 世界経済フォーラムが毎年発表している「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」での、女性の社会進出度の評価における日本のランキングの低さが世間をにぎわせている。同レポートにおける日本の総合ランキングは135カ国中101位で、これは先進国中では非常に低い水準といえる。

 もちろん、この評価の方法について様々な議論があり、特に各項目のウェイトづけの仕方についてはその恣意性も指摘されるところだ。日本の場合、総合101位の内訳は、女性の社会進出で102位、教育/学歴で81位、健康で34位、政治参加で110位となっているが、単純平均しても101位という順位にはならない。以前、このレポートを書いた人と話したときに、そのウェイトのつけ方の根拠について聞いてみたが、これについてはまだ試行錯誤をしているということだった。

 評価項目における恣意性が排除できないようなランキングについては、時系列で見ることで分かることがある。これまでの日本のランキングはどのように推移してきたのだろう。それは次の通りとなっている。

  • 2006年:80位
  • 2007年:91位
  • 2008年:98位
  • 2009年:101位
  • 2010年:94位
  • 2011年:98位
  • 2012年:101位

コメント36件コメント/レビュー

専業主婦優遇政策、要は、サラリーマン(男性)を沢山働かせることのできるシステムがあったからだと思う。経済の成長も、そのおかげであると思うが、そろそろ人々の意識も変わってくるのではないか。導入してみることによって、男性の働き方も、多様化するのではないでしょうか。保育、教育も待ったなしで変わっていかないとならないです。専業主婦は楽であるけど、あまり楽しくない。仕事しかないのも、つまらないと思うが、仕事、ボランティア、家庭、趣味、などいくつかのフィールドがあるのが望ましい。かえって、消費経済も活性化するのではないか?政治家も半分女性にしてしまって、良いのでは?と思った。(2013/05/26)

「越境人が見た半歩先の世界とニッポン」のバックナンバー

一覧

「なぜ、日本女性の社会進出はこんなにも遅れたのか」の著者

慎 泰俊

慎 泰俊(しん・てじゅん)

投資プロフェッショナル

東京生まれ東京育ち。朝鮮大学校政治経済学部法律学科卒、早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。モルガン・スタンレー・キャピタルを経て現在はバイアウトファンドの投資プロフェッショナルとして働く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

専業主婦優遇政策、要は、サラリーマン(男性)を沢山働かせることのできるシステムがあったからだと思う。経済の成長も、そのおかげであると思うが、そろそろ人々の意識も変わってくるのではないか。導入してみることによって、男性の働き方も、多様化するのではないでしょうか。保育、教育も待ったなしで変わっていかないとならないです。専業主婦は楽であるけど、あまり楽しくない。仕事しかないのも、つまらないと思うが、仕事、ボランティア、家庭、趣味、などいくつかのフィールドがあるのが望ましい。かえって、消費経済も活性化するのではないか?政治家も半分女性にしてしまって、良いのでは?と思った。(2013/05/26)

「女性の社会進出がシステムとして抑制されているような状況」と書かれているが、システムとして抑制されているんだろうか?"結果として"抑制されている、という言い方ならまだわかるが。さらに「現状が継続されることによる損失や不正義の程度は、クオータ制導入に伴う企業の短期的な業績悪化や逆差別によって人々が受ける不正義よりも大きいはずだ。」と続くが、「はずだ」という形で逃げてはいるものの、この結論に至る筋道がが明示されていないので、筆者の恣意的な結論としか読めない。「先進国にはあるまじき女性を虐げる日本の悪弊」ってことを言いたいだけか?昨今の厳しい環境に置かれている国内企業において、能力はあるが女性だから…といった言葉を吐いている余裕はどこもなかろう。(2013/05/22)

中小企業で取締役をしている男性です。本当に世の女性が皆、差別を受けていると感じているのでしょうか?どうも、一部の有識者と言われる人達だけが騒いでいるようにしか感じられません。役職が低いということはそれだけ責任も少ないということです。ですから、まともな人間であれば、責任と給料のバランスから見て地位を選ぶのが普通でしょう。まさに、“矢面に立つ”という言葉通り、真っ先に攻撃を受けるから給料も高いわけで、すべての人に“火中の栗を拾う覚悟”を持て、というのはおかしな話だと思います。(2013/05/15)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長