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自分のことは棚に上げ「ディッシュは素人集団」と吠える孫社長

日米「似たもの経営者」のガチンコ勝負の行方

2013年5月9日(木)

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「衛星放送とモバイルのシナジーはない」

 ソフトバンク孫正義社長が久々に吠えた。

 今年7月1日に米国の携帯電話キャリアであるスプリントの買収を完了できるかと思いきや、米国の衛星放送会社大手「ディッシュ・ネットワーク」が敵対的買収を仕掛けてきた。そこで孫社長は、「うちの買収の方が、絶対に優れている」とアピールするために、4月30日に予定されていた決算会見の後に、緊急説明会を行ったのだった。

 40分に及ぶプレゼンテーションはすべて英語で行われた。孫社長の英語によるプレゼンはとても上手で、日本人にとっても聞きやすい。海外の通信関連イベントではたびたび披露されるのだが、英語でジョークを交えることもあり、観客が爆笑する場面も少なくない。英語で大観衆から笑いを誘えるプレゼンができるのは、孫社長ならではと言えるだろう(ちなみに、通信業界では“iモードの父”である夏野剛氏も英語のプレゼンはかなりの腕前)。

 日本にいながら英語でプレゼンをしたのには理由がある。スプリントの株主に対するアピールの場でもあるため、Ustreamなどインターネットを通じて、孫社長の主張を理解してもらおうというわけだ。単にプレゼンを行うだけでなく、その日の夜には米国のメディアに対して電話による会見も行っている。米国でディッシュ・ネットワークの買収が有利に働かないように、日本からメッセージを発信したかったようなのだ。

 確かに「ディッシュ・ネットワークから提案の方が買収額が上だったので、ディッシュに買収されてしまうのではないか」という懸念もあった。しかし、孫社長の説明によれば、買収後のシナジーなどを考慮すれば、ソフトバンクに買収された方が株価の価値も高いし、相乗効果も出てくるなどメリットが大きいという。

 孫社長は「ボーダフォン日本法人やウィルコムをV字回復させてきたソフトバンクに任せれば大丈夫」と主張し、「ディッシュなんていう衛星放送会社が買収しても、素人集団なので買収の効果がない」というのが結論だ。最後には「衛星放送とモバイルのシナジーはない」とまで言い切った。

手を握り合った仲なのに……。この時の笑顔はウソだったのか?

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「自分のことは棚に上げ「ディッシュは素人集団」と吠える孫社長」の著者

石川 温

石川 温(いしかわ・つつむ)

スマホ/ケータイジャーナリスト

1999年日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社、『日経トレンディ』編集記者に。ケータイ業界を中心にヒット商品、クルマ、ホテルなどで記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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