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流通業とサービス業の給料が安い経済学的理由

目に見えない「価値」にお金を払わない?

2013年5月23日(木)

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「利幅の天井」が決められている流通業

 まず、この表を見てください。これは国税庁が調査した民間の事業所における年間の給与の実態です。

業種別の平均給与

 もちろん同じ業界の中でも、給料が高い会社、低い会社があります。しかし、全体としてみると、業種別に年収の差が歴然としています。

 ここで注目していただきたいのは、業種ごとの隔たりです。最近、政府からの“要請”によって、ローソンやセブン&アイ・ホールディングスなど、小売企業が賃上げに動いています。そのため、小売業は給料が上がっていく業種のようなイメージを持つかもしれませんが、そんなことはありません。総じて見ると、給料が低いです。

 なぜでしょうか?

 それは「利幅の天井」が決められているからです。マルクスの『資本論』の理論では、商品の値段は、「商品の価値」で決まります。そして商品の価値はその商品にどれだけ手がかかっているか、どれだけコストがかかっているかで決まっていました。

 そしてこの商品の価値には、一般的に必要な流通の手間も考慮されています。工場で製品ができたからといって、すぐにお客さんに買ってもらえるはずはありません。お客さんがいるところまで持っていかなければならず、また売る努力も必要です。それにかかる労力も商品の価値に含まれています。

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「流通業とサービス業の給料が安い経済学的理由」の著者

木暮 太一

木暮 太一(こぐれ・たいち)

経済ジャーナリスト

経済ジャーナリスト、社団法人教育コミュニケーション協会の代表理事として、相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、企業・大学向けに多くの講演活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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