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「セブンは宇宙人か、地球人か?」という不毛な問い

2013年5月23日(木)

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 このところのツイッターのタイムラインは、橋下大阪市長の従軍慰安婦に絡む舌禍事件と、乙武さんのイタリア料理店入店拒否問題に関するさまざまな感想やRTで埋まっている。

 ことのよしあしはともかく……と書くと、さっそく罵声が飛んできそうだ。

 これは、ことのよしあしを論じたり表明することが重要なのであって、お前のように論議にはろくに加わらず、それをネタにダジャレをつぶやいたり、かようなコラムでちょっと上から目線でもっともらしくまとめてる輩がいちばんタチが悪いのだ、と。

 「上から目線」が「俺には物事がよくわかって見えてるんだぜ、へへん」という意味なら、まったくそんなことはない。

 むしろ、たいていのことはよくわかってないので、知ったかぶりでわかったようなことは安易につぶやけない、というのが正解だ。ただし、よくわかってないにもかかわらず、あらゆる出来事はまずギャグネタとして考え発表する……という、そこはおっしゃる通りタチが悪いかもしれない。そういう仕事なんです。すみません。

 誤解されないうちに早めに断っておくと、今回のコラムの主旨は、橋下発言や乙武ツイート、及びそれにからむ人権問題を論じようというのでは、ない。

 そもそも、この二つの出来事は、個人的には論議するのも愚かなり、というわかりやすい案件だと思っていたのだが、どうも世間的には違うようだ。

 タイムラインにただよう、論点のかみあわなさからくる不毛感。知見の狭さからくる脱力感。乗っかって見当違いの主張を始める人や、最初から炎上目的の人、さらによせばいいのにそれをわざわざRTして一言申し上げる人達の暇人感。……そうしたものまで含めた、ある種の「雰囲気」に、二つまとめてどころか、ツイッターで何度も目にしてきた強い既視感を覚えている最中だ。

 この問題を語るとき、お二人の強烈なキャラが、だいぶ話をややこしくしてしまっている感は否めない。

 前都知事もそうだったが、現大阪市長も、実際に本人に接すると「どこか憎めない」人間的な魅力を持っているのだろうと思われる。私はあんまりそう思わないし、そもそも実際に会ったことがないので推測にしかすぎないが、前都知事、現大阪市長ともある種のトリックスターとして、少々の失言は許される空気を、支持者はもちろん、いつのまにか(日本の)メディアからも獲得してしまっているからだ。

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「「セブンは宇宙人か、地球人か?」という不毛な問い」の著者

とり・みき

とり・みき(とりみき)

マンガ家

熊本県出身。ギャグマンガをメインにしながら、エッセイコミックやストーリー物も手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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