• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

豊潤サウンドの秘密は純度99.9%のマグネシウム

フォステクスのスピーカー「GX100 Limited」(前編)

2013年5月27日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

定位感が抜群に良い「GX100 Limited」

 最近、私がもっとも感心したスピーカー、それがフォステクスの新型「GX100 Limited」だ。私の最近のリファレンスディスクは、ヘイリー・ロレン(Halie Loren)の『バラ色の人生(La Vie En Rose)』。その解像度が高く、色気と香りに満つる歌唱を、このスピーカーは表現力豊かに再生してくれた。

 とにかく、定位感が抜群に良い。

 スピーカーのある場所から音が出ているという感覚ではなく、ステレオの左右のスピーカーの間に精確なポジションがあり、確実な位置感がまさに“見える”。直接音が自然にふっと音像位置から発音され、アンビエント(空間的な音の広がり)も豊富に放出されるさまは、まさに眼前のドキュメントのようだ。音色は実体感が豊か。この歌手ならではのニュアンスの表現が丁寧で、色着けがリッチだ。

 続いてメンデルスゾーンの『弦楽シンフォニア第1番(鈴木秀美指揮、オーケストラリベラクラシカ)』を聴く――。

 音の位置が明確で音色がきれい。音場での、そして時間軸での解像度が高いから、高速度撮影にて、音の進行がゆっくり分解して見えるよう。音の微小な信号が、豊かな階調性と解像度を伴って空気中を“舞う”のが目に見える。

 もちろん、これは音質的なレトリックであり、物理的に現実的に「見える」わけはないのだが、耳と皮膚から染みこんだ音が、ビジュアル性を持ち、目に「見えているはずだ」と指令するのであろう。オーケストラの弦の囁(ささや)き、木管合奏の調和感、金管の輝き、声の微小なニュアンスの感情……などが明確、明晰に再現される。音楽の持つ自発的なエモーションが、スピーカーからの音に読み取れる。

フォステクスのスピーカー「GX100 Limited」。「音の微小な信号が、豊かな階調性と解像度を伴って空気中を“舞う”のが目に見える」(麻倉氏)

コメント0

「麻倉怜士のホンモノ探訪」のバックナンバー

一覧

「豊潤サウンドの秘密は純度99.9%のマグネシウム」の著者

麻倉 怜士

麻倉 怜士(あさくら・れいじ)

デジタル・メディア評論家

日本経済新聞社、プレジデント社を経て、91年にデジタルメディア評論家として独立。評論活動に加え、映像・ディスプレイ関係者による日本画質学会の副会長、津田塾大学の講師の“3足のワラジ”をはきこなす。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

富士山を目標にする人はいつか富士山には登れるでしょうが、エベレストには登れない。

澤田 秀雄 エイチ・アイ・エス会長兼社長、ハウステンボス社長