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シリコンバレーだって玉石混交

成績優秀VCは上位5社のみという事実

2013年5月29日(水)

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 5月27日号の米経済誌フォーブスが、「マネーマスターズ」と題してベンチャーキャピタリストのランキングを掲載している。過去5年間にIPO(新規株式公開)や買収により2億ドル以上のエグジットに成功したベーチャーキャピタリストを対象に、各ディールにおける貢献度合いや上場後の株価パフォーマンスなどを加味して算出したランキングだという。

 日本では、ベンチャー企業は「投資するもの」というより「支援するもの」と捉えられるフシがある。ベンチャー投資家に「マネーマスターズ(金の達人)」という呼び名がつく時点で米国とのカルチャーギャップを感じてしまう。ただ、良し悪しは別にしても、ランキングそのものは興味深い。

 まず、上位に並んだのは、フェイスブックの株式公開で巨額のリターンを得たアクセル・パートナーズのジム・ブレイヤー氏やアンドリーセン・ホロウィッツのマーク・アンドリーセン氏などだ。上位10人のうち5人までを、フェイスブックへの投資家が占めた。

 ビジネスマン向けSNS(交流サイト)、リンクトインの創業者として知られるリード・ホフマン氏も5位に入っている。同氏はソーシャルゲームのジンガや、共同購入型クーポンのグルーポンなどへの投資で、起業家としてだけでなくベンチャーキャピタリストとしても世界有数の人物に数えられている。

 一方、かつてネットスケープやグーグルを育て、「シリコンバレーの王」と称されたクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズのジョン・ドーア氏は、26位と振るわない。太陽光発電やハイブリッド車など環境系ベンチャーへの投資が失敗続きで、ここ10年余りで急速に存在感を失っているという。

 いずれにせよ、こうした投資家は、いずれも数千億円規模の資金をベンチャー投資に振り向け、次々と新たなハイテク企業を育てる立役者であり続けている。日本には、同様のビジネスモデルを確立できているベンチャー投資家はほぼ皆無だ。彼らは一体どのようにハイリスクな投資を収益に結びつけているのか。

高利回りは上位5社だけ

 先日、取材で米国のシリコンバレーを訪問する機会があった。そこで、フォーブスのランキングにおいて会社別で上位になったセコイア・キャピタルや、アンドリーセン・ホロウィッツなど、複数のトップベンチャーキャピタルの関係者に話を聞くことができた。インタビューの詳細は別の機会に譲るとして、ここでは特に印象に残った内容を少し紹介したい。

シリコンバレーのメンロパークにあるセコイア・キャピタルの入居する建物。多くの有力ベンチャーキャピタルがこの一帯に集中する

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「シリコンバレーだって玉石混交」の著者

田中 深一郎

田中 深一郎(たなか・しんいちろう)

日経ビジネス記者

日経新聞科学技術部、証券部を経て、2012年4月より日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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