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「もっと働け、もっと産め」以外に女性の力を活かすには

有閑マダムがキレイになれば、日本経済は成長する

2013年6月6日(木)

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 この連載では、私たちの日常生活に身近だがあまり話題にならない業界の戦略を考える。著者・上山信一(慶應大学総合政策学部教授)は元マッキンゼーのコンサルタントである。今回の連載は、湘南藤沢キャンパス(SFC)の上山ゼミ(経営戦略)で、学生たちが調査・研究した結果をもとに展開する。学生チームは、業界誌を読み、東西奔走してインタビューを行い、細かなデータを組み合わせ、業界の構造分析をした。地道な作業を経て、どんなに地味な業界にも必ずイノベーションの余地があり、"ブルーオーシャン"への道があることがわかる。

 今回連載の対象業界は3タイプある。まず、成長分野と言われながらも、ビジネスモデルがあまり見えていない業界である。美容業界、ペット業界などだ。

 2つ目は、底堅い需要がありながら、デフレの中で利益を得にくい食品業界。これは冷凍食品、ヨーグルト、おにぎり、パンのような日用品とワインやチョコレート、ミネラルウォーターのような嗜好品に分かれる。

 3つ目は、誰もが見たことがあるものの「こういう商売って、どうやって成り立つのだろう」と素朴に思う業界である。たとえば花屋、歯医者などだ。

 私たちのゼミでは、この2、3年でおよそ30の業界を見てきた。その中から、ビジネスパーソンにとって新しい発見となるような事例を紹介したい。

* * * * * * *

 世はアベノミクスに湧いている。経済政策のほかにも、第2次安倍内閣の打ち出す政策には興味深いものが多い。育児休暇3年などの概要を見るだけでも、安倍政権は若い女性に注目し、彼女たちの力で日本を活性化しようと、考えていることがわかる。

 しかし、このアベノミクス型女性支援策には、ひとつ見落としている、大きく残念な視点がある。支援策が「対象外」としているミセスたちの旺盛な消費パワーだ。彼女たちにもっといい気分になってお金を使ってもらい経済に貢献してもらえないだろうか。

日本が生かし切れていない3大アセット

 たとえば、子育ての終わった女性たち。とりわけ、都市に暮らす富裕層の、いわゆる「有閑マダム」に注目したい。筆者は、彼女たちが昼下がりのレストランで延々と会話を続けるのを見るにつけ、彼女たちのあり余る時間、そして若い女性よりも確実に持っているはずのお金――ちなみにこの2つは、日本が生かし切れていない3大アセットのうちの2つである。残りの1つは政府が所持する不動産だ――を、日本のGDP(国内総生産)拡大に生かせないかとしみじみ思う。

コメント53件コメント/レビュー

ゾンバルト”恋愛 贅沢 資本主義”をお読みください。(2013/08/18)

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「「もっと働け、もっと産め」以外に女性の力を活かすには」の著者

上山 信一

上山 信一(うえやま・しんいち)

慶応義塾大学総合政策学部教授

1957年大阪市生まれ。京都大学法学部卒。米プリンストン大学公共経営学修士。旧運輸省、マッキンゼー(共同経営者)を経て現職。専門は経営戦略と行政改革。九州大学ビジネススクール客員教授。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ゾンバルト”恋愛 贅沢 資本主義”をお読みください。(2013/08/18)

日経新聞と日経産業新聞を半年読んでから書いてほしい。というほど、現在の経済の流れにあてはまっておらず、ビジネスマンからしても笑止としか言いようがない。前置きしますが、私女性ですけどね。「たぶん」「きっと」という不確定内容盛り込みすぎ、「我々の調査によると」の分母はいくつかも書いていない。およそ日経らしからぬ、というのが感想だ。学生の諸君は、まずはこの内容を、ご自身や友達の母親に見てもらって反応を確かめるべきだっただろう。現実に即しているのかどうか。一例をあげる。学生の諸君たちに問いたい。君たちの家、友達の家では、教育ローンは使っていないか?子どもが成人したとはいえ、その負債は残っているケースも多い。君たちが「有閑マダム」と言っている、ランチで何時間も話し込む主婦たちは、そのランチでいくら使っている?話している間に追加注文をするか?決められた価格内でできる時間つぶしをしているのではないか?マダムの親は高齢だ。人によっては、一時の介護をする必要もあるだろう。マダムとはいえ、車いすを押す、髪を整える、入浴の手伝いくらいはするかもしれない。その時に、ネイルアートをした爪で介護ができると思うか。かわいい孫を時には世話したい。その時、ラインストーンのついた長い爪でできると思うか。その現実のそぐなわさが、「高校の学園祭発表レベル」といえる。(2013/06/17)

学生の論文の域を出ていない。自分はヘアサロンの経営者ですが、子育ても終わった年代の女性が美容に関心を持つのは、やはり魅せる機会があるか、どうかに尽きると思います。 美容自体が目的化した美魔女的なことではなく、社交ダンスとか旅行など人の目に触れる機会が増えることが大事です。最近はご近所関係希薄で、こもりがちな方が多いので積極的に他人に触れ合う場を提案するべき。そういう提案を若い学生さんに協力してもらえる教授のような方がしてもらえるとありがたいですね。(2013/06/16)

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