• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

あなた、まだ“カウチポテト”なの?

激化する米国「セカンドスクリーン」争奪戦

  • 友澤 大輔

バックナンバー

2013年6月7日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 既存の「テレビ放送」と「インターネット」を別々に展開するビジネスでは先細りする――。

 こうした危機感から、米国のテレビ局、デバイスメーカー、インターネットサービス企業、広告会社などは、デジタルコンバージェンス(放送と通信の融合)の実現に向けてここ数年、積極的な投資を続けている。

 テレビだけでなく、スマートフォンやタブレットも併用して情報提供する「マルチスクリーン」の活用において、どのパートナーと組んで、どのようなコンテンツを提供し、新たなマーケティングを展開すべきかを考える企業が年々増加している。特にテレビを補完する形となる「セカンドスクリーン」活用に注目が集まる。

 ハリウッドとマジソン街とシリコンバレー──。

 つまりエンターテインメント、広告、テクノロジーという業界を横断したメンバーで構成される米国の業界団体「メディア&エンターテインメント・サービス・アライアンス」が更新しているセカンドスクリーンの業界地図「2nd SCREEN SOCIETY Engagement Ecosystem」には、2013年1月現在で300社以上のテレビ局、ブランド、デバイスメーカー、制作会社などが名を連ねている。放送と通信という業界の既存の枠を超えて手を取り合う、デジタルコンバージェンスを象徴するような多様な顔ぶれだ。

 セカンドスクリーン、マルチスクリーンの視聴形態がまだ黎明期であるにもかかわらず、既にこれだけのプレーヤーによりエコシステムが形成され、そして競争による淘汰(とうた)が始まろうとしている。その中で彼らがいま何に注力しているのか、具体的に見ていこう。

スーパーボウルは試合中に2400万件のツイート

 現在、米国でマルチスクリーン環境を生かす、テレビと他のデバイスをつなぐハブの役割を果たすのがTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアだ。米国ではテレビのチャンネル数が数百もあり、暇つぶしに見ようと思っても、自分の好みの番組にたどり着くまでにかかる時間は平均8分ともいわれる。そこでセカンドスクリーンアプリを使って、ソーシャルメディア上で盛り上がっている番組や、友達が今見ている番組を分かりやすく視聴者に伝える機能が登場した。

 さらに、もう1つ注目すべきソーシャルメディアの機能が、リアルタイムに進行するライブイベントとの連携だ。その代表的なものが、米国の国民的一大イベントであるNFL(米プロフットボール)の優勝決定戦「スーパーボウル」だ。

 NFL所属32チームの頂上決戦であるこのゲームは毎年2月の第1日曜日に開催される。2013年のスーパーボウルの視聴率は46.4%で、米国人口の3分の1にあたる約1億870万人が視聴した(ニールセン調べ)。アカデミー賞や大統領就任式の視聴率をも上回る人気ぶりだ。

 そのCM枠が高額であることでも有名で、2013年の30秒のスポット枠は史上最高額の370万~380万ドル、枠によっては400万ドルともいわれるが、出稿したい広告主は後を絶たない。ちなみに2013年の放映権を獲得したCBSによると、前年の7月時点で既に放送枠の80%が売約済みで、CMによる総収入は2億2500万ドルに達したという。

 提供各社は腕を競い合い、エンターテインメント性に優れた、この日だけ放映される特別なCMを用意する。毎年必ず話題になる「バドワイザー」など、特定ブランドのCMを楽しみにしている視聴者は多い。またハーフタイムショーには、マドンナやビヨンセなど世界的なスターが出演することで知られている。CBSは史上初の試みとして同局のサイト「CBS Sports.com」でそのハーフタイムショーを配信、その広告枠も完売したという。

コメント0

「ユーザーファースト~テレビとスマホの視線争奪戦~」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

全体の2~3割の人でも理解し、動き出してくれれば、会社は急速に変わります。

中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長