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鼻水がのどに流れる

  • 呉 孟達=アレジオ銀座クリニック院長

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2013年6月12日(水)

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今日の診察:後鼻漏
 鼻炎に伴い、鼻水が出る鼻漏症状が起こることは多いが、鼻水が鼻の穴から出る前鼻漏に比べて、鼻水がのどに流れる後鼻漏は見過ごされやすい。だが、後鼻漏を訴える人は少なくなく、ある実態調査では「鼻水がのどに落ちる感覚がある」「鼻をかみたいのに、鼻水が出てこない」といった後鼻漏を疑わせる症状を持っている人が、調査対象者の約3割に及んだ。

 花粉症や慢性鼻炎、副鼻腔炎など各種の鼻炎に伴い、鼻水が出る鼻漏症状が起こることは多い。鼻水が鼻の穴から出る前鼻漏に比べて、鼻水がのどに流れる後鼻漏は見過ごされやすい。医学の教科書でも後鼻漏に関する記述はごくわずか。しかし、当クリニックを受診される患者さんでは、後鼻漏を訴える方が少なくない。

 そこで私たちは後鼻漏の実態を把握するために、当クリニックでの詳細な問診項目を基に、全国の20~69歳の一般男女500人を対象としたアンケートを実施した。その結果、「鼻水がのどに落ちる感覚がある」「鼻をかみたいのに、鼻水が出てこない」「日常的にのどに違和感がある」「日常的に鼻の奥がむずがゆい」といった後鼻漏を疑わせる症状を持っている人が152人と、約3割もいることが分かった。

 後鼻漏は、前鼻漏のように鼻をかむ回数が多くて困るといった不便性だけでなく、時に患者さんのQOL(生活の質)を大きく損なうことがある。例えば、「しばしば絡む痰を人前で吐き出すことができず、頻繁にトイレに行くので同僚から怠けていると思われる」と話す女性がいる。また、「痰がのどに絡んでむせってしまい、夜中に何度も目が覚めて十分な睡眠が取れない」と言う患者さんもいる。後鼻漏は食事の刺激によっても誘発されるため、会食ができないという訴えも聞く。

 こうした症状を持つ患者さんに対して、これまでの医療ではあまり有効な手段がなかった。症状がひどい場合は、鼻の神経を外科的に切断するなどの方法が取られてきたが、手術に伴う苦痛や後遺症が少なくないなどの弊害もあった。

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長