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成長戦略、“失望”に3つの理由

参院選後に試される安倍政権の改革姿勢

2013年6月14日(金)

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 安倍晋三内閣が14日に閣議決定する成長戦略の評判がいまひとつだ。アベノミクスの「第3の矢」と期待が膨らんでいたが内容に新味がなく、株式市場は今月5日の安倍首相の成長戦略に関する講演時から売り一色に。慌てた政権側が秋に設備投資減税を柱とする追加策を検討する考えを打ち出すなど、火消しに追われる事態となった。

これが「異次元の戦略」?

 成長戦略は(1)「日本産業再興プラン」(2)「戦略市場創造プラン」(3)「国際展開戦略」の3つの柱からなる。(1)は企業再編や設備投資を促す法制度整備や国家戦略特区の推進、子育て支援の拡充などを明記。(2)では医療関連産業の活性化や電力システム改革、農業の競争力強化策などを掲げた。(3)ではTPP(環太平洋経済連携協定)など経済連携交渉の推進、インフラ輸出、クールジャパンの推進などを打ち出した。

 内容は多肢にわたるが、ある財務省幹部は「各省が持ち寄った内容をつなぎ合わせるこれまでに世に出た戦略と変わり映えしない印象だ」と漏らす。

 「株価はあまり気にしても仕方ないが、ここまで戦略の評価が低いとは想定外だった」。自民党幹部は苦り顔で話す。

 安倍首相が異次元の金融緩和に続き、「異次元の成長戦略を示す」との考えを繰り返し表明し、期待をあおり過ぎた面もある。とはいえ、市場関係者や専門家から聞こえるのは「いい意味でのサプライズはない」「日本が直面する構造問題に取り組む姿勢が曖昧」といった厳しい意見だ。

 様々な関係者の見方を大別すると、成長戦略が“失望”された背景には3つの理由がある。

コメント8件コメント/レビュー

やれ改革だ、平成の開国だ、グレート・リセットだと、スローガンだけを連呼し、本質の分析ができない日経をはじめとする最近のメディアの劣化に、目を覆うばかりだ。こんなレベルだから、若い世代をはじめとする一般読者に見捨てられていく。規制改革を訴えるなら、自分たちメディア業界が、常々批判する政府にガチガチに守られた業界であることを自省してからにして欲しい。(2013/06/14)

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「成長戦略、“失望”に3つの理由」の著者

安藤 毅

安藤 毅(あんどう・たけし)

日経ビジネス編集委員

日本経済新聞社で経済部、政治部などを経て2010年4月から日経ビジネス記者。2012年4月から現職。政治、経済政策を中心に執筆している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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やれ改革だ、平成の開国だ、グレート・リセットだと、スローガンだけを連呼し、本質の分析ができない日経をはじめとする最近のメディアの劣化に、目を覆うばかりだ。こんなレベルだから、若い世代をはじめとする一般読者に見捨てられていく。規制改革を訴えるなら、自分たちメディア業界が、常々批判する政府にガチガチに守られた業界であることを自省してからにして欲しい。(2013/06/14)

政治を含む日本の国家的なダイナミズムの停滞ということでは無いでしょうか。評論家的な観測や批評、或いは様々な情報を元に企業・個人・組織等がうごめくのが世の常ではありますが、国家の将来を考えた時に、安陪政権がどこまで本気でこの国の未来を描き出してテーゼできるのか。しかし、この社会に属する人々が、本当にどこまでその未来を本気で考えているのかが重要では無いでしょうか。日ごとの株価や為替相場に一喜一憂する人々に、その様な未来を築く気概のある人々がいるのでしょうか。歴史から多くのことが本来学ばれているはずではあるが、人は過去の歴史は生きたことが無いが故に、所詮繰り返してしまうはかない生き物に過ぎないのかな。この国の人々は、本当に変わろうと思っているのか不思議でならない。変わりたくない人々が多いのかな。本気なら、大義を押し立てる勇気と力を持った人々が、維新の志士の如く綺羅星の如くこの世にいるはずではないか。旗振りを見て、常にだんまりと横並びを決め込む安穏な思考が、この国のダイナミズムを停滞させるのではないか。旗振りを神輿に乗せて、大義を達成する担ぎ手がいないのかね。いつも神輿を担ぐ振りして、梯子を外す日本人は反省すべきではないでしょうか。安陪さんにがんばって欲しい。この人が出来なければ、誰が出来るのか、そんなことを考えませんか?(2013/06/14)

民主党に期待して裏切られ、反動で自民党に投票してみたものの結局世の中を変えるエネルギーはない。選挙で現状を変えられないのなら、せめてマーケットが要求を突きつけるしかないということでしょうかね。個人的には、混合診療の解禁と農業への参入自由化を期待しています。どちらも悪しき平等や国の負担に一定の歯止めをかけるとともに、さらなる技術向上が望めるからです。しかし、どちらも既得権の壁が厚そうで、結局ウヤムヤに終わるのでしょう。なれば一層の株価の下落も劇薬として受け入れざるを得ないのかと覚悟しています。(2013/06/14)

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