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アフリカ攻略、「ネガティブ思考」では乗り遅れる

ナイジェリアで見た日本が「周回遅れ」なワケ

2013年6月18日(火)

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 第5回アフリカ開発会議(TICAD V)で、日本政府は今後5年間で官民合わせて最大3.2兆円のアフリカ支援を表明した。政府開発援助(ODA)の増額や民間プロジェクトを支援する基金の倍増など、政府がこれまで以上に民間と協力してアフリカ市場を攻略する姿勢を打ち出したことは、アフリカ事業に力を入れようとしている企業にとっては嬉しいニュースだろう。開発援助を自国企業のプロジェクト受注に露骨に紐付けしている中国勢や、旧宗主国としての歴史的な関係を生かして現地政府に食い込む欧州勢と比べて、「日本勢はアフリカ市場の攻略で周回遅れ」(三菱商事の林春樹執行役員、欧州・アフリカ統括兼欧州三菱商事会社社長)の状況にあった。それだけに、政府の後押しへの期待も高まる。

 しかし、こうした掛け声が、アフリカ市場における日本勢の競争力向上にすぐに結びつくかどうかは、まだ疑わしい。というのは、多くのビジネスマンや政府関係者のアフリカ観が、今もアフリカ市場参入への足かせになっているように見えるからだ。

欧米勢の「楽観」と日本勢の「悲観」

 日経ビジネス5月27日号の特集「アフリカ 灼熱の10億人市場」の取材のために、記者はナイジェリアを訪れた。そこで印象的だったのが、欧州や現地のビジネスマンの多くがナイジェリア経済の今後を「楽観」していたのに対して、日本のビジネスマンや政府関係者には「悲観」する声が比較的多かったことだ。アフリカ最大の市場になろうとしているナイジェリアに対する日本勢の悲観的な見方は、アフリカなど新興国市場に対する「ネガティブ思考」を象徴しているように思えてならない。

 もちろん、アフリカでの事業にはリスクは付きもので、市場に参入する際には徹底したリスク管理が欠かせない。それは、「アフリカのリスクを地図で見る」で書いたとおりだ。しかし、「悲観」が過ぎると、アフリカ市場への参入が遅れて事業チャンスを逃すことにもなりかねない。特に、欧米勢や中国など日本以外のアジア勢がナイジェリアに雪崩のごとく参入している現状では、日本勢との認識の差が気がかりだ。

 取材で聞いた「楽観」と「悲観」のエピソードを、それぞれ紹介したい。まずは、「楽観」から。

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「アフリカ攻略、「ネガティブ思考」では乗り遅れる」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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