• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

クルマは“馬”に進化する?

自動運転の希望と現実

2013年6月19日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 あなたは馬に乗っている。目の前に壁があるが、「前に進め」とムチを打つ。だが当然、馬が壁に突進することはない。

 コンビニエンスストアに突っ込み、大破したクルマ。そんなニュース映像を見たことがある人は多いだろう。多くは、駐車場におけるアクセルとブレーキの踏み間違えが原因だ。突っ込んだ後もアクセルを全力で吹かしているケースもあり、ドライバー本人は懸命にブレーキをかけているつもりになっているのだという。

 19世紀から20世紀にかけて、乗り物は馬からクルマへと「進化」した。それによって人類にもたらされた利益の大きさは、いまさら言うまでもない。

 ただし、副作用にも目を向けなければならない。世界保健機関(WHO)によれば、2010年には124万人が交通事故で命を落としたという。単純に比較するのは適切ではないが規模感をつかむために敢えて言えば、中規模な内戦や国家間の戦争に匹敵する死者数だ。新興国を中心に、世界の自動車市場はさらに拡大を続けている。WHOは適切な法整備などの対策がなければ、2020年には死者が年間190万人に達する恐れがあるとしている。

原因は知性の欠如

 馬では起きなかった事故が、クルマだと発生するのはなぜか。答えは、知性の有無にある。馬は自らが適切に状況を判断し、時には騎手の意図に反した動きをする。一方、クルマは機械だ。機械は故障などを除き、必ず人間が指示した通りに動くように作られているが知性はない。

 だからクルマが機械として正常に動作している限り、交通事故は基本的にドライバーに責任がある。それが、今のクルマを中心とした交通社会の前提だった。

 ところが、クルマが知性を持ち、その前提が変わりつつある場所が出てきた。

コメント0

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「クルマは“馬”に進化する?」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

子会社とどう向き合うかで、その企業のガバナンスを判断できる。

牛島 信 弁護士