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日本のものづくり企業は「睡眠不足の徹夜麻雀」の状況

アメリカ企業は今でもすごいか?

2013年6月28日(金)

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政策研究大学院大学客員教授の橋本久義氏

 私は1969年に通商産業省(現在の経済産業省)へ入省し、「現場に近いところで行政を!」をモットーに、ものづくり企業に関わる仕事を続けてきた。大学院で教える立場となった今も、現場にお邪魔し続けている。

 これまでに訪ねた企業の数は、26年間で3492社。これからお話しすることは、すべて、その現場で学んだことに基づいている。




今年の夏すぎに日本企業の状況は改善する

 今、日本の、特にものづくり中小企業は、睡眠不足で臨んだ「徹夜麻雀の午前1時の状況」だ。

 つまり現在、この時期が最悪ということ。眠くて、疲れて、お腹も減っている。ツキがない。とにかくあがれない。昔は一人勝ちしていたから、周りの恨みも買っている。でも、一人勝ちするだけの力があったのだから、もう少しすれば、必ず体調もツキも上向いてくる。

 今年の夏過ぎには必ず大きく改善する、もうすぐだ。

 経済産業省は今年度、ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金制度の参加を呼びかけている。これは、中小企業が試作品を作成する場合に、国が最大1000万円を補助(補助率3分の2)するという制度。予算総額は1007億円。

 なので、給付を受ける全社が上限の1000万円の補助を得たとしても、1万社近くが補助の対象になる。つまり「1社1000万円1万社」の事業。しかも、この制度は使いやすい!

 まず第1に、補助金額が手頃。過去にあった類似の制度では、最高額300万~400万円程度と少額か、1件で1億円近い大型補助のどちらかだった。

 前者では少なすぎ、後者では多すぎる。多すぎても困る。補助金を得るには、その3分の1に相当する金額は、自己負担をしなくてはならない。つまり、1億円の補助を得るには5000万円の自己資金が必要になる。これは大変だ。

 使いやすさの第2のポイントは、適用範囲の広さ。特定ものづくり基盤技術に指定されている鋳造、プレス加工、メッキなど、大多数を中小企業が担っている事業分野をカバーしている。

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「橋本久義の「日本ものづくり・復活シナリオ」」のバックナンバー

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「日本のものづくり企業は「睡眠不足の徹夜麻雀」の状況」の著者

橋本 久義

橋本 久義(はしもと・ひさよし)

政策研究大学院大学名誉教授

政策研究大学院大学名誉教授。東大卒後、通産省入省、製造業担当。1994年埼玉大教授。97年政策研究大学院大学教授、2011年から現職。現場に近いところで行政を・学問を!をモットーに多数の工場を訪問。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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