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束縛もなんのその! 美を追求するイラン女性の戦い

“鼻の整形”が世界一な理由

2013年6月27日(木)

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女性の衣装はイスラム国家で差がある

 大統領選結果の祝賀ムードに続き、日本同様、サッカーのイラン代表が2014年のブラジルワールドカップ進出を決めたことで、首都テヘランの至る所で大勢の男女があふれました。普段は屋外の群集に過敏なイラン政府ですが、どうしたことか今回は我慢強く、何の反応もありませんでした。

 しかし、予想通り政府は本性を現しました。6月19日にテヘランのアザディースタジアムで開催された、サッカー選手の歓迎式典への女性の参加を禁じたのです。先日まで男女共々大通りで騒ぐことを黙認してきた政府でしたが、結局、男女を分けたがる姿勢に逆戻りしました。

 その時、多くのイラン人の頭に浮かんだことは、多分同じでしょう。

 「そうか。この国はまだ何も変わってないね」

 イランがまだ変化していないことを示す証拠の1つは、男性サッカーを開催するスタジアム内への女性の立ち入り禁止。しかしもっと重要なのは、いまだに女性は自分の好きな衣装を着られないということです。

 イランの女性は衣装を自由に選べないと聞くと、最初に浮かぶイメージは何ですか。おそらく全身を黒い布で包み隠し、目しか見えない女性の姿でしょう。だとすると、あなたはまだ約70年前のイランのイメージが残っています。さらに言うなら、アラブ諸国であるサウジアラビアやアラブ首長国連邦などとイランのイメージは、メディアによって同一視されています。実は同じイスラム系国家であっても、各国の女性の衣装に対する考え方は大きく違います。イラン、トルコ、サウジアラビア、インドネシア、アフガニスタン、エジプトなどの女性の服装を見ると、その差異がよく分かると思います。

 同じイスラム主義国であっても、なぜ基準が異なるのでしょうか。衣装を国が決めるようになったきっかけは何でしょうか。女性の権利を求めるイランの女性はどのように抵抗しているのでしょうか。イランが一夫多妻制でなくなったきっかけは何でしょうか……。

 まず、イスラムの定型的な象徴である「ヒジャブ」の定義から見ていきましょう。

コメント4件コメント/レビュー

宗教は人々を幸せにはしない。少数の上層部が幸せになるシステムなのだ。収入の1割を上納させる一方、根比べでトップになれば上納金で作られた華美な衣装を身にまとえる。服装を規定する宗教も、上層部の思いを末端に共用しているシステムにすぎない。それを信奉する側も愚かである。(2013/06/28)

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「束縛もなんのその! 美を追求するイラン女性の戦い」の著者

サイードレザ

サイードレザ(えってはでぃー・さいーどれざ)

コラムニスト・翻訳者

イラン生まれ。テヘラン大学外国語学部日本語学科卒業。韓国のインハ大学院政治・国際関係を専攻。現在、東アジアを中心にイランの通信ネットワークにて記事を寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

宗教は人々を幸せにはしない。少数の上層部が幸せになるシステムなのだ。収入の1割を上納させる一方、根比べでトップになれば上納金で作られた華美な衣装を身にまとえる。服装を規定する宗教も、上層部の思いを末端に共用しているシステムにすぎない。それを信奉する側も愚かである。(2013/06/28)

イランの女性がんばれー!と応援したくなる記事でした。このコラム、応援しています。(2013/06/27)

記事の内容を腐すつもりは毛頭ないが、自由であることが必ずしも幸せではないということを人間はもっと正しく理解すべきなのではないかと感じる。心理学の実験でネクタイを買わせる実験がある。ネクタイの柄が7種類の店と20種類の店での購買行動を比較した。すると7種類の店ではネクタイがよく売れたのに対して20種類の店では見るだけ見て買わない客が多かったのだ。人は「コレが1番気に入った」となると買えるが、決定に自信がないと踏み切れなくなる。7種類だと比較しやすいが、20種類を比較するのは骨が折れる。日本も昔は家業を継ぐか、生まれ育った地域の企業に就職するしか就職先の選択肢がなかった。今は就職先も全国の企業、あらゆる業種から選ぶことが出来るが、どこに就職するかは自己責任となる。「家業を継ぐしかない」という人生は自由度はないが、自分の責任ではないので開き直りやすく、覚悟が出来て前向きになれる面がある。今はさらに転職の自由まであるので「仕事で能力が活かせないのは、転職しない自分のせい」だと、これまた自己責任にさいなまれる。人のせいに出来ないのだ。「自由=幸せ」ではない。どんなに自由でも不自由でも「努力して獲得できたもの=幸せ」ではないかと思う。その意味では、イランの女性は「不自由だからこそ幸せ」という側面があるのではないかと思う。それは今の日本にも共通点は見出せるのではないか。(2013/06/27)

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