• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「アグラ化」する?中国のシャドーバンキング

「理財産品」はこんな商品

2013年6月28日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「你不理財、財不理你」

 「你」は、あなた。「理」は、ここでは管理する、くらいの意味だ。

 「あなたが資産をしっかり管理しないと。資産は、あなたのことなんか構ってくれませんよ」といった訳になる。

 中国の大学で金融論を聴講したときのこと。ぼんやり最後列に座っていたら、20代とおぼしき女性講師がこの諺から授業を切り出して驚いた。十数回の講義すべてが資産運用の話だったから、投資のことで頭がいっぱいなのだな、と感じたことを覚えている。

 以前、低迷する中国の株式相場のことを取り上げたとき(関連記事「株バブル崩壊と共に萎む中国人の夢」)にも指摘したが、中国の人は概して投資に強い関心を持っている。「山っ気」が強いということもあるが、豊かになる方法が限られる社会情勢こそが、人々を無謀とも言える投資、投機の世界に誘う。

 中国で資産運用の王道は不動産だ。北京や上海、広州などの大都市では土地の供給は限られ、上昇ペースが鈍化したとは言ってもほとんど負け知らず。地方も都市化の恩恵を受けてきた。しかし、少なくとも数十万元から100万元(1600万円)のまとまった資金が必要だ。それに、さすがに今から不動産を手掛けるのは勇気がいる。株式相場は2007年に天井をつけてからは、小さなリバウンドこそあったが基本的に底ばいだ。海外投資はルートが限られ、預金金利はインフレ率とほぼ同じか、より低い水準にとどまる。

 じゃあ、どうするの?

 こんな庶民の声に応えるように残高を増やしてきたのが「理財産品」と呼ばれる運用商品だ。産品という言葉は日本語ではやや堅いので、理財商品と呼ばれることが多い。一言で言えば、元本保証もなく運用の縛りも緩い投資信託のようなもの。ただ、投資家保護の枠組みがほとんどないので、法的な根拠は異なるが日本の「匿名組合出資」に近いかもしれない。

コメント0

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「「アグラ化」する?中国のシャドーバンキング」の著者

張 勇祥

張 勇祥(ちょう・ゆうしょう)

日経ビジネス記者

2012年から日経ビジネスの記者。転々と部署を異動してきた器用貧乏。それでも、何とか中国経済はモノにしたいと願う中年記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官