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「間違わない達人」を輩出する日本

2013年6月28日(金)

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 2年前に社長の職は辞したものの、それでも以前と変わらずに力を注ぎ続けてきたことがあります。それは「採用」です。人材の発掘は私にとってライフワークですから。

 私がこれまで人材育成において気をつけてきたのは、とにかくルーティン化しないことでした。例えば、会議の仕方ひとつとっても、固定化するのが嫌い。同じやり方で同じメンバーで、同じ問題解決のための会議を3カ月以上続けていたらおかしいと思えと常々言ってきました。フォーマット化が問題です。報告も進め方もすべてフォーマット化された瞬間から思考が停止してしまいます。考えることを止め、目の前の作業に陥ってしまう人がいかに多いことか。

 常に目的に向かってベストな方法を選択しているのかを見直せる人材であってほしい。そのためには何より「人数を増やさない」ことです。乱暴にでも頭数を絞ると、ルーティン化していたものが回らなくなりますから、知恵を絞り、必要のないことをしなくなります。

 今でも我が社は、まだ会社が小さかったころの組織図を引っ張りだしては、頭数を比較しますよ。「あの頃はこれだけの人数でこれだけのことをやっていたね」と。社長の守安がまた数字の記憶力に優れているものですから、「あの頃と同じことを3倍の人数で今やっているのはちょっとおかしいね」と部門に直接言いにいっていますよ(笑)。会社独特のやり方に長けるというのが最も危険です。そこに磨き込んでいる時間ほど人生の中で無駄になることはないでしょう。

成果に突進する能力があれば英語も必ずできる

 英語も極めてベーシックなことですから、できるに越したことはありません。ただ、TOEICの点数が高い、低いはあまりビジネスにおいて関係がありません。

 例えば、エンジニアは言語関係なくコミュニケーションしています。最初だけ言語が必要ですが、一回でも白板に書き合う経験を持つと信頼関係ができる。その後は、たとえ場所が離れていてもコミュニケーションをうまくやっているんですよね。

「南場智子の2年間」のバックナンバー

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「「間違わない達人」を輩出する日本」の著者

南場 智子

南場 智子(なんば・ともこ)

ディー・エヌ・エー創業者

ディー・エヌ・エー(DeNA)創業者。99年DeNAを設立、代表取締役社長に就任。2005年東証マザーズ上場を果たす。11年病気療養中の夫の看病を理由に社長職を退任、代表権のない取締役となる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授