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僕が知っている「成功を学ぶ一番いい方法」

ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学(5)

2013年7月23日(火)

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 花作りの名人は、ある程度育ってくるとギリギリまで水をあげないことで根をしっかり張らせ、力のある花を育てようとする。ブランソンもマニュアルをつくって過保護に従業員を育てようとするのではなく、権限委譲することで失敗を容認しながらも力強く育てようとする点で相通じるものを感じた。また、失敗を犯した人材をマイナスと見るのではなく、苦い経験を通して貴重な教訓を学んだ人々ととらえ、ライバル企業に譲り渡すのは愚であるという考え方もユニークだし、大きくうなずけた。

 ブランソンは、決して失敗を後ろ向きにとらえてはいない。それどころか、失敗はまるで土に力を与える肥料のように、従業員を強く成長させるために必要なものとして前向きにとらえている。私も、これまで新規出店をはじめ、新しいブランド開発、人材採用、商品開発、プロモーションなど、数限りない失敗をしてきたが、それらが肥料となって成長できたと身をもって感じる。最新刊『ライク・ア・ヴァージン』でも、失敗を前向きにとらえるブランソン流の人材教育法が随所に出てくる。

解説 パーク・コーポレーション代表取締役 井上英明氏

成功する方法を学ぶのに一番いいのは? 失敗はしてもくよくよする必要などない

(リチャード・ブランソン著『ライク・ア・ヴァージン』より)

 ビジネスで成功する方法を学ぶのに一番いいのは、失敗から学ぶことだ。自分の失敗でも、他人の失敗でもいい。新たな記録を打ち立てたり、予算を上回る実績をあげたり、想像もできないような成功を収めたりした企業の手法や理由を分析するケーススタディーは多いし、それももちろん役に立つ。でも、ぼくが一番興味を持っているのは、あまりうまくいかなかった企業のケースだ。そちらのほうが、学ぶことははるかに多い。

リチャード・ブランソン氏(写真:©Bloomberg via Getty Images)

 ヴァージン・グループの企業が長年成功してきた理由の一つとして、スタッフに自分が犯した失敗から学ぶ自由を与えていることがある。ヴァージンは分権化を徹底しているので、各社のチームは自らがオーナーであるかのような裁量を与えられている。これまでの経験からいえば、この仕組みは会社への忠誠心や献身、イノベーションを大いに促進する。会社に強い責任感を持ったチームメンバーは、事業がうまくいかなくなると、腕まくりをして何としても状況を立て直す。

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「僕が知っている「成功を学ぶ一番いい方法」」の著者

ブランソン

ブランソン(りちゃーど・ぶらんそん)

ヴァージン・グループ会長

ヴァージン・グループ会長。1950年イギリス生まれ。72年ヴァージン・レコードを設立。84年ヴァージン・アトランティック航空を創業。その後、鉄道、金融、携帯電話、旅行、飲料、出版、宇宙旅行などに進出。(写真:©Bloomberg via Getty Images)

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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