• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

スティーブ・ジョブズについて語ろう

ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学(8)

2013年8月20日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

2人の天才の共通点と相違点

 この連載の第2回目でヴァージン・グループ総帥リチャード・ブランソンは「究極の理想主義者」だと述べた。この言葉がよく当てはまる経営者がもう1人いる。2011年に亡くなったアップル創業者のスティーブ・ジョブズだ。実は、ブランソンの最新刊『ライク・ア・ヴァージン』の中に、「スティーブ・ジョブズ」という章がある。2人との非常に高い理想を掲げながら、そこへの道のりはまったく違う。経営者のタイプとしてはまったく異なるが、互いに敬意を抱き合っていたという2人。ブランソン自ら分析した、ジョブズと自分との共通点や相違点に耳を傾けてみよう。

 

解説 パーク・コーポレーション代表取締役 井上英明氏

スティーブ・ジョブズについて 〝シンク・ディファレント〟を貫いた起業家

(リチャード・ブランソン著『ライク・ア・ヴァージン』より)

 2011年10月にスティーブ・ジョブズが亡くなったとき、彼が仲間とともに創業し、長年にわたって繁栄とイノベーションの旗振り役となってきたアップルが成長力を維持できるのか、多くの評論家が疑問を呈した。

 癌を発症し、最高経営責任者(CEO)の立場を退いた後も、社内でのジョブズの影響力は絶大だった。アップルのイノベーション(パソコンからiPod、iPhone、iPadに至るまで)は、世界の通信や娯楽のあり方を根本から変えた。56歳での早すぎる死を受けて、アップルの未来は危ういというコメントが多く聞かれた。

リチャード・ブランソン氏(写真:©Bloomberg via Getty Images)

 こうした議論に接して、ぼくはリーダーシップについて、そして偉大な企業を創る唯一の方法というものがあるのか、考えてみた。ぼく自身のヴァージンでの経験と、ジョブズのアップルでのやり方を比較するとおもしろい。というのも、ぼくらはともにここ50年で会社を創ってきたが、そのやり方はまったく違っていたからだ。

 人間とテクノロジーはどのように関わるべきかに関する独自の考え方、そしてそのビジョンをいちずに追いかける姿勢によって、ジョブズはアップルを、デザインへの徹底したこだわりと、極めて独創的な技術を兼ね備えた会社に育てあげた。1977年にジョブズらが「アップル?」を世に送り出したことで、それまで工場や企業に限られていたコンピューターの利用が広がり、コンピューティングも私たちの生活も一変した。

 さらにアップルは2001年にiPodとiTunesを生み出し、音楽業界でも革命の火付け役となった。またその後送り出したiPhoneとiPadは、アプリ開発という新たな業界を生み出した。今や世界で最も尊敬されるブランドの1つとなったアップルの基礎をなすのは、最高のデザインへのジョブズの飽くなき情熱だった。

コメント1

「ライク・ア・ヴァージン」のバックナンバー

一覧

「スティーブ・ジョブズについて語ろう」の著者

ブランソン

ブランソン(りちゃーど・ぶらんそん)

ヴァージン・グループ会長

ヴァージン・グループ会長。1950年イギリス生まれ。72年ヴァージン・レコードを設立。84年ヴァージン・アトランティック航空を創業。その後、鉄道、金融、携帯電話、旅行、飲料、出版、宇宙旅行などに進出。(写真:©Bloomberg via Getty Images)

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

環境の変化にきちんと対応して、本来提供すべき信頼されるサービスを持続できる環境を作り出さなければならない。

ヤマトホールディングス社長 山内 雅喜氏