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金持ち中国人はもう要らない?

高技能人材狙い、移民政策を修正するカナダ

2013年7月24日(水)

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 有能な人材を外国から受け入れようという動きが世界で広がっている。「日経ビジネス」は7月8日号の特集で、各国が繰り広げる人材争奪戦の様子を描いた。積極的に移民を受け入れてきたカナダはその先頭グループを走る国の1つだが、ここに来て、より高技能の人材を集め自国経済に貢献してもらおうと移民制度の変更を打ち出している。

 カナダと言えば、日本人にとっても人気がある移住先の1つだろう。そのカナダが、技能を持つ人材を世界から集めるために移民プログラムを修正している。現地の移民コンサルタントによると日本人の応募者にも影響を与えそうだという。

 最も関係があると見られるのは、連邦政府が実施した「スキルドワーカー」と呼ばれる永住権付与プログラムの要件変更だ。コンピューターエンジニアや金融・投資アナリストなど、移民局が設定する専門職を対象にした制度で、カナダの永住権を希望する日本人も多数利用してきた。学歴や職歴、語学力などを点数化し、100点中、67点以上あれば申請できる。

 今年5月の大きな変更点は、まず語学力の比重を上げたこと。公用語である英語かフランス語の運用能力を重視するようになった。指定するテストで一定以上の点数を取らないと申請できない。「これまでなら英語が不自由でも職歴や学歴でカバーできたが、中上級の語学力がなければ難しくなった」と、バンクーバーの人材会社、人材カナダで移民コンサルタントを務める白石有紀氏は指摘する。

 加えて年齢要件も変えた。従来は20~49歳に同じ年齢点を割り当てていたが、新制度では35歳を超えると徐々に点数が減り、47歳以上だと0点になる。他の項目が同じでも年齢によって点数に差がつくことになった。

カナダの移民コンサルタント、白石有紀氏

 職種については従来29あったが、24に削減。同時に、日本人の申請が比較的多かった調理師をなくす一方、コンピューターエンジニア、プログラマーといった職種を加えている。これが示しているのは、カナダ政府が「どういう技能を持つ人に来てもらいたいのか」ということだろう。カナダはゲーム産業など特定産業の強化を図っている。受け入れ職種には政府の意向が反映されていると見てよい。

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「金持ち中国人はもう要らない?」の著者

細田 孝宏

細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経ビジネス 副編集長

1995年早稲田大学卒業。日経BPに入社し、日経ビジネス編集に配属される。日経アーキテクチュア編集、日経ビジネス・ニューヨーク支局長などを経て現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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