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“女のウソ”を上手に見抜くのが女性活躍のカギ!

日経ウーマン発行人がスバリ!直言(前編)

2013年7月25日(木)

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ガラスの天井がないのに女性管理職が増えない

 「ウチにはガラスの天井はないんだけど、女性管理職が増えないんだよ。なぜなんだろうね。」

 「いずれは役員にと思っている女性がいるけれど、その彼女が就任に躊躇していて、女性役員が出せないでいる。困ったものだよ。」

 会社のトップや経営陣と話していると、そんな言葉を聞くことがある。ガラスの天井、つまり女性が昇進するときにそれを阻害する見えない壁がもはやウチの社ではないのに、なぜだか女性の管理職が増えない。管理職ですらそんな状態なので、女性役員誕生などさらに実現が遠いということだ。

 ただし、その言葉の裏には、性別による差別などをしていないのに、女性の昇進・昇格が増えないのは、女性側の意識の問題ではないかという意識が垣間見える。そういう言葉を聞くと、「ああ、女心がつかめていないな」「自社の課題とその解決策がお分かりにならないのだな」と思う。

 このシリーズは、女性の活躍する組織づくりをするための新常識をお届けするが、初回は、女性がつく“ウソ”を読み解くことの重要性を述べたい。

 政府は、女性の活躍を成長戦略と位置づけ、安倍晋三首相は今年4月に「全上場企業で女性役員を最低ひとり登用を」と経済三団体に要請した。これに呼応するかのように、企業も女性管理職や女性役員を積極的に登用するポジティブアクションを相次いで表明している。

 例えばイオングループは、5月16日の定時株主総会で、グループCEO(最高経営責任者)の岡田元也氏が「2016年までに、国内連結グループの女性管理職比率を30%、2020年までに50%にする」と表明した。

 また日立製作所は5月20日、2020年度までに国内の女性管理職(課長相当職以上)を現状の2.5倍となる1000人に引き上げると発表した。役員にも2015年度までに女性を登用する。

 政府にも、2020年までに指導的立場に占める女性の割合を30%にするという目標があり(略して「202030」と呼ばれる)、女性の活躍推進は、まさに日本の喫緊の課題となっている。しかし、果たして、東京でオリンピックが開催されるかもしれない7年後の2020年に、これは実現となるだろうか。

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「“女のウソ”を上手に見抜くのが女性活躍のカギ!」の著者

麓 幸子

麓 幸子(ふもと・さちこ)

日経BPヒット総研所長・執行役員

1962年秋田県生まれ。1984年筑波大学卒業。同年日経BP社入社。2011年12月まで5年間日経ウーマン編集長。2012年よりビズライフ局長に就任、日経ウーマンや日経ヘルスなどの媒体の発行人となる。2014年より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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