• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「新しい報酬」を用意する企業が生き延びる

日経ウーマン発行人がスバリ!直言(後編)

2013年8月8日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

増える、勤務時間の制限のある「制約社員」

 「山田さん(仮名)には困ってしまう。だって会議を午後6時に設定しようとしたら、その日は保育園にお迎えがあるから出られないっていうんだよ」

 「子供のいる社員が早帰りするので、そのしわ寄せが独身の社員に行っている。仕事も幸せな家庭も両方持つ“勝ち組”VS仕事が忙しく恋愛もままならない“おひとりさま”のような構図になっているね」

 これはある会社のマネジャーたちの言葉である。この手の会話があなたの職場でも聞こえないだろうか。

 育児や介護などで勤務時間に制約のある社員が増えている。『日経ウーマン企業の女性活用度調査2013報告書』(注)によると、育児・介護などで勤務時間に制約のある社員について、「3年前に比べて増えている」と回答した企業は全体の81%に上り、多くの企業で増加していることが分かった。

(出所:『日経ウーマン企業の女性活用度調査2013報告書』)

 また、勤務時間に制約のある社員のマネジメントについて課題があると答えた企業は65%に上る。課題があるとした企業に、その課題を尋ねると、「当該社員の人員配置がしにくい」(65%)、「当該社員への仕事のアサインがしにくい」(46%)が多く、ついで、「当該社員の将来像(キャリアビジョン)を描きにくい」(26%)、「当該社員と他の社員のコンフリクト(衝突)の発生」(24%)の順に多い結果となった。

(出所:『日経ウーマン企業の女性活用度調査2013報告書』)

 制約のある社員の人員配置や仕事の与え方に難しさがあり、当の社員の将来像も不明確であるということだ。最後のコンフリクトの一例が、「勝ち組VSおひとりさま」ということだろう。

(注)この日経ウーマン企業の女性活用度調査は上場、有力未上場4329社を対象。回答社数489社。調査期間は2013年1月中旬~2月中旬。調査実施は日経BPコンサルティング。評価指標と測定項目は以下の通り。

(1)「管理職登用度」女性管理職比率、女性の最高役職、女性役員の有無など
(2)「ワーク・ライフ・バランス度」育児休業取得率、年間総労働時間、有給休暇消化率など
(3)「女性活用度」女性活躍のための専任組織、研修制度などのプログラムなど
(4)「男女均等度」女性社員比率、平均勤続年数、既婚女性比率など

コメント8件コメント/レビュー

冒頭の例で2つほど。▲文字通り時間「外」なのですから、それを当てにするのは間違っている。基本的には、時間「内」で終わらせるべき。しかしながら、特殊な事情で年に数回はそのような日があることは部下の方も受け入れるべきではありますが。▲会議が時間外にしか設定できない理由が、他の会議であるならば、会議が多すぎ・長すぎ。(2013/08/14)

「女性の活躍する組織の新常識」のバックナンバー

一覧

「「新しい報酬」を用意する企業が生き延びる」の著者

麓 幸子

麓 幸子(ふもと・さちこ)

日経BPヒット総研所長・執行役員

1962年秋田県生まれ。1984年筑波大学卒業。同年日経BP社入社。2011年12月まで5年間日経ウーマン編集長。2012年よりビズライフ局長に就任、日経ウーマンや日経ヘルスなどの媒体の発行人となる。2014年より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

冒頭の例で2つほど。▲文字通り時間「外」なのですから、それを当てにするのは間違っている。基本的には、時間「内」で終わらせるべき。しかしながら、特殊な事情で年に数回はそのような日があることは部下の方も受け入れるべきではありますが。▲会議が時間外にしか設定できない理由が、他の会議であるならば、会議が多すぎ・長すぎ。(2013/08/14)

アラフィフ子ありフルタイム(女性)です。いいですね、テレワーク。これがあれば両立の悩みは半減されたかもしれません。とはいえもろ手を挙げて歓迎とは言い切れないのはなぜでしょうか。仕事は現場の人間が成果をあげてこそです。それがなければ会社はあっという間に消滅します。自宅で赤ん坊を抱えた人間に売り上げ管理をされる方はそれで喜ぶでしょうか?問題があったときに素直に指示を聞くでしょうか?最前線から離れて安全な場所にいる人間にワークライフバラスとか育児との両立とかと語って欲しくないというのが正直なところです。女性の私ですらそう思うのですから、男性の反発は相当なものだと思いますよ。それを跳ね返すだけの実績があれば別でしょうが。あと冒頭の例、夕方6時の会議はさすがにダメでしょう。全体として現実離れし過ぎてて参考になりませんでした。(2013/08/08)

ワークライフバランスを徹底的に運用に落とし込み、離職防止を最優先するならば、仕事が忙しく恋愛もままならない“おひとりさま”のやっかみは話半分位に聞くにとどめる位で、ちょうどバランスが取れると思います。今の日本社会は、結婚相手探しも社内恋愛や上司や同僚からの紹介など人任せから、自分自身で探さなければならない時代に変わっていますし、そんな意識を変えられない方に他の人の足を引っ張られては職場全体の損失。加えて彼(女)らは既に自己流の働き方が染み付いていて、労働時間短縮のアイディアが産まれてくるインセンティブも働かないでしょう。多様な働き方を受け入れることは、既存の価値観を破壊する大きなメリットもあるんです。それにしても、冒頭の上司のボヤキが、実は上司が女性で部下が男性ですか…。時代も変わりましたね。(2013/08/08)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

変化を受け入れやすい組織体質があればビジネス上の“地殻変動”が起きた際にも、他社に半歩先んじられる。

井上 礼之 ダイキン工業会長