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「恋人に会う旅費?食費に公共料金?、5万ドルも使い込んだ!」

皆に嫌われていた元COOの経費流用が発覚

2013年8月23日(金)

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 「心残りはママCFOの連載です。最近原稿が来ないようですが、ついに倒産して夜逃げしたとか、そういうことではありませんよね。気になっておりまして・・・」

 これは日経ビジネスの副編集長だった方のコメントだそうである。先頃、異動されたが、別部門に移る直前まで本連載の行く末を懸念されていたという。誠に申し訳ない。

 なぜ伝聞として書いているかというと、元副編集長と面識はないからだ。ラスベガスの弱小企業を経営しているママCFO(最高財務責任者)の七転八倒話をこれまで20回にわたって書いてきたが、私の担当編集者はずっと同じ人である。

 私が一晩か二晩で一気に書いた原稿を担当編集者が編集し、日経ビジネスオンラインに送ってくれる。その受け手が日経ビジネスの元副編集長であった。有り難いことに元副編集長は拙文をしっかり読んでくださり、「なぜこの社員を解雇しないのか」とか「もっとしっかりした人を探して雇ってはどうか」とコメントを寄せてくださった。

 厳密には元副編集長が私の担当編集者に伝えたコメントを、「こんなことを言われました」と担当編集者が教えてくれたのである。もっともな意見ばかりで有り難いと思いつつ、恐縮していた。

 5月に20回目の原稿を提出してから、またしても音信不通になったのは事実である。7月に入ると担当編集者からメールが送られてきた。

 「日本は結構暑いですがラスベガスはもっと暑いでしょうか・・・。暑中見舞い(?)メールでした」

 これが全文である。行間を読むと「元気なら原稿を書け」ということだ。

 だが返事をなかなか出せなかった。ラスベガスは40度を超える日が続いているが、これが普通なので仕方ない。暑かったからではなく、第2四半期の決算作業に忙殺されていたため、原稿もメールも書けなかった。

 心配されていた元副編集長のために決算報告をすると、第2四半期は経費削減と売り上げ向上努力のおかげで業績は好転、赤字に終っていた第1四半期に比べ、かなりの最終利益を計上できた。債務も相当返済でき、弊社を建て直す目処はなんとかたった感じである。

 今年1月からCFOに戻り始めた私は、3月からCFO完全復帰を余儀なくされ、第2四半期中に怒涛の勢いで社内のあらゆるコストを見直し、組織を大きく変えた。主人のCEOもまた怒涛の勢いで営業し、第2四半期に100万ドルを優に超える売り上げを達成した。

 そう言えば本連載の副題は『“ママCFO”の奮闘記』だが、正式題名は『資本金ゼロで年商500万ドル』であった。今の勢いを実続できれば題名通りの業績を達成できるかもしれない。身内を誉めるのは少々はしたないが、営業マンとして見る限り、主人は大したものである。

コメント6件コメント/レビュー

長い間更新されてなかったので私も副編集長と同様ついに・・・と思っておりました。会社のコントロールは小さい会社だと簡単だと思っていましたが、どんな規模でも変わりませんね。子育てと会社経営の両立は想像もできないくらい大変だと思いますがお身体にご自愛ください。(2013/08/24)

「資本金ゼロで年商500万ドル」のバックナンバー

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「「恋人に会う旅費?食費に公共料金?、5万ドルも使い込んだ!」」の著者

上田 尊江

上田 尊江(うえだ・たかえ)

Artform LLC CFO

マネジメントコンサルタント、オンライン証券会社の創業、海外企業の日本参入支援など手がけた後、2006年より渡米、TransAction HoldingsおよびartformのCFO。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

長い間更新されてなかったので私も副編集長と同様ついに・・・と思っておりました。会社のコントロールは小さい会社だと簡単だと思っていましたが、どんな規模でも変わりませんね。子育てと会社経営の両立は想像もできないくらい大変だと思いますがお身体にご自愛ください。(2013/08/24)

色々読ませていただき、身につまされるやら、考えさせられるやら思うところはございますが「お元気」そうで何よりです。上から目線に聞こえたら申し訳ございません。記事が更新されたという事は、気持ちがお元気でいらっしゃるからだと安心すると同時に、非常に感嘆、感服致します。諸々を飲み込んで、なお前に進めるのは女性ならではなのかな、と少し羨ましくもあります。怖い予告編でしたが心身の安否含めで、次回以降も楽しみにしております。(2013/08/24)

著者の会社の従業員数は知らないが、従業員10人程度で夫婦が経営しているなら、キャッシュと帳簿は奥さん(絶対裏切らない身内)がしっかり握って離さない位でないと。それにしても、日本ではどんなに仕事ができなくてもマジメにさえやっていればそう簡単に解雇できない半面、横領がばれれば、どんな使える人でも退職金も支給せず即お引き取り願う懲戒解雇がデフォ。そうしないと他の方に示しがつきません。小さい会社程、資金繰りでつまずくことがジエンドになりかねないだけに、個々人の能力よりも金銭感覚がまともな人を最優先事項に雇い直して会社を立て直した方がいいと思いますよ。いや マジで。(2013/08/23)

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