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超小型モビリティに乗ってみた

瀬戸内で見た「近未来カー」の現実

2013年8月23日(金)

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 8月10日、午前8時16分。豊島(てしま、香川県土庄町)の玄関口である家浦港に旅客船が着くと、静かだった港はカメラを提げた観光客で溢れかえった。瀬戸内海に浮かぶこの島はいま、隣接する直島や犬島、小豆島などとともに「瀬戸内国際芸術祭」の真っただ中だ。古い公民館や民家に手を入れたアート作品、美術館を鑑賞しようと、芸術祭の年は人口1000人の島に1カ月で2万人以上が訪れるという。なかでも夏休みに重なる「夏会期」(7月20日~9月1日)は定員超過で船に乗れない人が出るほどの賑わいを見せる。

 実はこの豊島で、夏の到来とともにある試みがスタートした。軽自動車と原付きの中間の乗り物として、新しい車両区分の整備が検討されている「超小型モビリティ(超小型車)」のレンタルサービスだ。具体的には、2人まで乗れる日産自動車の電気自動車(EV)「ニューモビリティコンセプト」を1日8400円で観光客に貸し出す。国土交通省が1月に超小型車の公道走行に対する認定制度を設けたことで、実証実験が可能になった。

芸術祭の島で日産の「ニューモビリティコンセプト」(写真)を貸し出す

 日産のゼロエミッション企画本部・柳下謙一シニアエンジニアは「有償で様々な人に乗ってもらう豊島は、認定制度を活用した実証実験の事実上の第1号」と話す。豊島よりも先にUR都市機構が横浜市の団地巡回用にニューモビリティコンセプトを使い始めているが、限られた職員が運転している。観光客となれば、体格も運転技術も芸術祭で鑑賞したい作品も十人十色。お金を払って借りるので、実用性や快適性に対しても一段とシビアな意見が集まる。

 そこで記者も、マスコミ向けの説明会で試乗するのではなく、一般の人と同様にウェブサイトから申し込んでみた。豊島を訪ねるのは3年前の芸術祭以来だ。「超小型車に乗ること」よりも「芸術祭を楽しむこと」を重視して、近未来の生活の足になるかもしれないクルマの使い勝手を確かめてみることにした。次ページからの試乗記を通じて、可能性と課題を探る。

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「超小型モビリティに乗ってみた」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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