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ソニーが新商品に込めた覚悟

スマホの「次の一手」は周辺機器にあり

2013年8月30日(金)

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 「やっぱりそう来たか」――。

 韓国・サムスン電子の社内では最近、ソニーが近く発表すると噂の「レンズカメラ」と呼ばれるスマートフォンの周辺機器が話題を集めているという。8月ごろからインターネット上に流出したレンズカメラの製品写真や説明書を基に、その性能や使い方を評価する議論が熱心に交わされているようだ。

 レンズカメラとは文字通り、レンズと撮像素子だけのカメラ。一眼レフカメラのレンズをカメラ本体にマウントするように、レンズカメラをスマホに装着することで、スマホの画面がファインダー代わりになる。レンズカメラとスマホの間の制御信号や画像データのやり取りには近距離無線通信技術を使い、シャッター操作や撮影した画像の確認はスマホの画面で行えるようになると噂されている。

 「フェイスブック」などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及によって、いい写真を撮ってすばやくネットに投稿したいという消費者の数は着実に増えている。一方で、重たくてかさばる一眼レフカメラを常に持ち歩くのは大変という声も多い。円筒形で持ち運びやすく、必要に応じてスマホに装着できるレンズカメラは、こうした消費者のニーズに応えるものだ。

世界のスマホ市場で韓国・サムスン電子、米アップルに次ぐ3位の地位を狙うソニーの平井一夫社長兼CEO

 ソニーによる正式発表は9月上旬にドイツで開かれる国際見本市「IFA」が舞台となる見込みだが、撮像素子数やレンズの性能は6万円前後する高級コンパクトデジカメ並みになると噂されている。収益源となっている高級コンデジとのカニバリゼーション(共食い)を招いてでも新機軸を打ち出し、エレクトロニクス市場における存在感を示したいというソニーの意気込みを強く感じさせる商品だ。

行き詰まるスマホの進化

 サムスンがこうしたソニーの動きに注意を払うのはなぜか。それはスマホ世界最大手のサムスンでさえ、他社のスマホとの均質化に悩み、「次の一手」を考えあぐねているからに他ならない。

 6月に米証券大手が投資家向けレポートの中でサムスンの主力スマホ「Galaxy S4」の販売失速を予想すると、その後わずか1週間でサムスンの時価総額は20兆ウォン以上(約2兆円)も吹き飛んだ。その後も株価は横ばいで推移している。サムスンはテレビから半導体まで手がける総合家電メーカーだが、スマホの動向が会社全体に波及する度合いが強まっている。

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「ソニーが新商品に込めた覚悟」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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