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もう一度、企業業績から中国景気を読み解く

勢いはないが、落ち着きを取り戻した?

2013年9月3日(火)

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 6月に中国企業の業績から景気を探る試みをしてみたところ、お叱りを含めていくつかご意見をいただいた。それに悪乗りするわけでもないが、上半期(1~6月)の数字もおおむね出揃ったので似たようなことを繰り返してみたい。

 8月分のマクロ統計データが出るタイミングではあるが、監査や投資家の目が光る企業業績を見ることで信用度を補完するという狙いは同じだ。

 まずは前回と同じ企業を取り上げていきたい。

「李克強銘柄」、発電と貨物輸送は横ばいどまり

 電力大手の華能国際電力。1~6月の発電量は前年同期比で0.46%の減少だった。1~3月期は2.44%のマイナス。会社側は景気減速と並んで、環境負荷を減らすよう政府からの要求があったとしているが、どのみち良い数字ではないのは明らかだ。ただ、4~6月に限れば、落ち込みは緩やかになっているようにも見える。

 高速道路の江蘇寧滬高速公路。上半期の売上高は1.6%のマイナス。1~3月期の発表と同様、春節(旧正月)期間中の通行料を減免した影響が大きいとしているが、車両の通行量そのものも横ばい圏という。交通運輸省が公表した上期の貨物取扱量(鉄道、道路、空運など含む、トンキロベース)は3.8%増。誤差の範囲と見るかは判断がつかないが、勢いがそれほどでもないことは分かる。

 李克強首相が重視すると言われているのが電力、貨物の荷動き、そして銀行融資。残る1つを中国建設銀行で確認すると、6月末時点の融資額は2012年末に比べ7.8%増加した。これは中国政府、中国人民銀行が掲げる通貨供給量の増加目標(13%)にほぼ沿った数字だろう。

 中国経済のリスク要因であるシャドーバンキングについてはあまり情報がないが、あえて言えば、理財商品の販売で52億元弱と円換算で800億円に上る手数料収入を得ていることが目を引く。販売額のどの程度の手数料を銀行側が受け取っているかは分からないし、残高に応じた収入もあるかもしれないが、仮に販売手数料を3%とすると、1700億元(約2兆7000億円)もの理財商品を建設銀行1行が半年の間に売ったことになる。

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「もう一度、企業業績から中国景気を読み解く」の著者

張 勇祥

張 勇祥(ちょう・ゆうしょう)

日経ビジネス記者

2012年から日経ビジネスの記者。転々と部署を異動してきた器用貧乏。それでも、何とか中国経済はモノにしたいと願う中年記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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