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君の名はあまちゃん

2013年9月5日(木)

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 9月1日から2日にかけての私のツイッターのタイムライン(TL)は大変なことになっていた。

 巨匠の引退発表、朝ドラ311の回、そして竜巻。

 巨匠は会見が9月6日に予定されているということなので、それまで待とう(ただし、待ったからといって予告通り次の回の話題に選ぶとは限らないが)。今回は、いまさらですが「あまちゃん」の話です。

 だが、いまさら「あま論」をぶとうとか、そういう話ではない。そういうことを「語らない」という話だ。我ながら面倒臭いにもほどがある。

 先週土曜日の回で月曜が震災回になることがわかった時点から、その後の私のTLでは「気が重い」「ユイちゃんどうなるの」「心配しなくてもこれ読んどけ」的な、気を揉む、あるいは俺的妄想ストーリーを語るツイートが48時間絶えることはなかった。

 まさに人々は満を持して月曜朝のOAを迎えたのである。
 まるで2年半前にタイムリープした、これから起こる惨禍を知っている時間旅行者のように。

 そもそも、そういう特別な回でなくとも「早あま」と称されるBSでの放送開始時刻の午前7時半から地上波朝の回終了の8時15分……いや、余韻も含めれば8時半くらいまでの時間帯は、私のTLは毎日あま実況ツイートによって占拠される。あま色の長いTLを風がやさしく包む。

 自動スクロール仕様のツイッターアプリだと、それこそ滝のように無数のあまが高速で流れ落ちていく。速読コンテストの問題にしたいくらいだ。

 予測、期待、疑問、文句、テレビを観ていれば誰でもわかるわざわざ文字にするまでもない見たまんまの実況、過剰なリアクション、キャラ萌え、単なる感嘆詞、嗚咽、朝の時点でテレビのない場所にいる者からのネタバレに対する牽制や苦情、さらにはそうしたすべてのツイートへの共感やアンチや皮肉……いや、まったく、よくこんなにつぶやくことが毎日あるものだ、と感心してしまう。

 つぶやきだけでは収まりきれない考察を、毎日ブログにしたためている学者やミュージシャンの人もいる(同じ一人の人だけど)。

 昼は昼とて、また同じことの繰り返しだ。朝あまを見られなかった視聴者に加え、朝あま鑑賞者も本日2度目、もしくは3度目の視聴に臨むからだ。

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「君の名はあまちゃん」の著者

とり・みき

とり・みき(とりみき)

マンガ家

熊本県出身。ギャグマンガをメインにしながら、エッセイコミックやストーリー物も手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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