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渋谷駅・地下迷宮の責任者は誰? 東急電鉄を直撃取材!

変わりゆく“超複雑建築”、渋谷駅サバイバル術(2)

2013年10月23日(水)

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進化しつづける街、渋谷。新名所・ヒカリエがオープンし、東京メトロ副都心線が今年3月16日に、東急東横線との直通運転を開始した。より便利に、より楽しく、より豊かに――。だが、“防災の鬼”渡辺実氏は、多数の路線が絡みあい、複雑化していく“迷宮”渋谷駅に不安を感じていた。毎日膨大な数の人が行きかうこの場所は、ひとたび巨大地震などの災害に見舞われたら、どうなってしまうのか? 今回は渋谷地区の開発を主導してきた、東急グループのなかでも、渋谷駅の運営に深くかかわる東京急行電鉄を直撃した!
渋谷駅東急東横線の改札口。毎日多くの人が行きかう渋谷で、災害が起きたら一体どうなるのか?(写真:的野 弘路、以下同)

 取材開始まであと4分。ライター水原は焦っていた。別の取材現場から渋谷駅に移動してきて、はや7分が経過しているが、まだ待ち合わせ場所となる東急東横線=東京メトロ副都心線の改札口に着かないのだ。

 「水原くん! 遅いよ~!」

 “防災の鬼”、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏は、人波の向こうに水原の姿を見つけて手をあげた。と、渡辺氏の秘書Kさんがひと言。

 「我々だって迷ったじゃないですか!」

 世間でひとくくりに「渋谷駅」と呼ばれている空間は、駅としては東京でも有数の複雑さを誇る。つながっている複数の商業施設を除いても、地上3階の東京メトロ銀座線ホームから地下5階の東横線=副都心線ホームまでの8層構造。この中で、東京メトロ銀座線、半蔵門線、副都心線、東急電鉄東横線、田園都市線、JR山手線、埼京線・湘南新宿ライン、京王電鉄井の頭線が組み合わさっている。

 事業者を見ても、JR東日本、東京メトロ、東急電鉄、京王電鉄の4社がからむ。

 今回、その中でもとくに渡辺氏が注目したのが、東急電鉄だった。

 「渋谷と言えば、東急だよ。電鉄に限らず、渋谷駅周辺の地域を開発してきた主体は、東急グループだ。109もヒカリエも東急系の商業施設だし、これから東横線の地上駅跡地を大規模開発するのも東急グループ。言い方を変えれば、東急は渋谷駅を“迷宮化”してきた一番の当事者なんだ。

 そのグループの中にあって、日々、多数の乗客の命を預かっている東急電鉄は、この駅の防災対策をどう考えているのか、ぜひ聞いてみようじゃないか!」

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「渋谷駅・地下迷宮の責任者は誰? 東急電鉄を直撃取材!」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

水原 央

水原 央(みずはら・よう)

ライター/劇作家

東京大学理学部数学科卒業後、ライター、劇作家、ラジオ・パーソナリティとして活動する変わり種。現在は科学の知識を活かして地震や防災の問題をわかりやすく伝える記事を志し、奮闘中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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