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えっ、東芝が農業?

電機大手が現場を活性化させるカギ

2013年10月28日(月)

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 これが試作品として出来立てホヤホヤの東芝のDNA検査装置である。

 東芝が農業に参入する話は10月21日号の時事深層で概略を伝えたが、実際の試作品が完成したので改めて取り組みを紹介したい。売上高約6兆円の東芝は情報・通信やエネルギーといった事業のイメージが強いが、畑違いの農業分野にも進出する。最初に話を聞いた時、とても意外感があるように思えた。

 DNAがある規則通りに配列する特性をいかし、コメや牛などから取り出した遺伝子を左のDNAチップカードにいれたうえで右の検査装置に差し込む。そうすると、「コシヒカリ」や「黒毛和牛」といった品種の判別に加え、病気の有無を調べ出すことができる。コメならば300種類の見極めが可能になるという。

2000年頃からDNA事業を開始

 東芝は1991年に電流を活用して遺伝子を調べる手法を発明し、2000年頃からDNA事業の開発を始めた。今まではバイオテロ対策やガンなどの判別に利用してきた。

 農業に目を着けたのは、政府が将来的な成長戦略の分野に位置づけたためだ。

 DNAチップ事業推進統括部の後藤浩朗部長は「遺伝子検査の技術で農業の成長戦略に貢献できる」と判断。TPP交渉で農業の開国が迫るなか、日本のコメや和牛を輸出する際に遺伝子検査で品質保証のお墨付きを与えようと考えている。海外で日本産を偽装した商品が流通することを防ぐ効果が期待できる。

 ただ、東芝は農業の素人。大企業の「上から目線」で独りよがりの製品を作っても意味がない。農業の活性化に向け、現場のヒアリングに力を入れている。

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「えっ、東芝が農業?」の著者

馬場 燃

馬場 燃(ばば・もゆる)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社の経済部などを経て、2012年4月から日経ビジネス記者。電機・IT業界を担当している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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